一昔前に日本で「バザールでござーる」なんてCMが流行ったり、デパートでも「大売出し」という意味でバザーという言葉が使われたりとバザールやバザーは日本人に浸透している言葉のひとつだ。もともとは「bazer」。フランス語が語源で「イスラム圏の街頭市場。バザー。大売出しやセール」という意味がある。
写真は、カシュガルから車で2時間いったところのオパールという街の月曜バザールの様子。街といって幹線道路沿いのドライブインといったかんじで道の脇の数件の商店とレストランが並ぶ以外は何もないさびしい通りだ。この幹線道路をはずれ数十メールいったところに月曜バザール会場がある。名前のとおり月曜日に市がたつため月曜バザールというのだが、ここの市がすごいのはここに来ている人のそれぞれが自分の商品をもって市に参加していて交易場としての役割を十分に果たしていること。現代社会が貨幣社会に移行して久しいが、ここでは多くの人がそれそれが個々のサービスや商品を持ち込んで商売をしている。平日は農夫だかこのバザールでシシカバブー(羊串)を焼いて売りわずかな現金を得たり、羊肉を売っているものいる。きっと昔の人もそうだったに違いない。生活のため隣の人と物々交換をしたりまたはそれを売って現金収入を得たり。自分の商品がいくらで売れるかはもちろん定価のない交渉の世界。
私も現金を使わず生まれてはじめての物々交換に望んだ。こちらはマイルドセブンライト2箱もちろんここでは決して手に入らない代物だ。成果は、、、写真にある焼き立てベーグル一つとウイグルの巻きタバコ50g。
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