TOP中国茶道体験記(25)

文文の中国茶道体験記25 特別編

 

 

文文の夏休み北京の茶館めぐり

今年の上海は記録的猛暑。今回の夏休みは、北京の北西部の避暑地に行ってきました。市内も例年と違い7月の北京は雨が多くて涼しく過ごしやすかったです。

北京の人はジャスミン茶一辺倒。それは皇帝が北京に住んでた時代からだといいます。当時、北京の都では南方から運ばれてくるお茶が、輸送の間に質が落ちてしまうのを補う為にジャスミンの花で香りをつけたのが始まりとか。そんな事情で先祖代々ジャスミン茶を飲みつづける北京っ子たち。今回は北京の特色ある茶館をご紹介しましょう。

 

伝統的な雰囲気の茶館『老舎』 北京市前門西大街3号楼 86-10-63036830

北京の浅草?『前門』にある。人民広場に行った帰りによってみよう。

歴史はそう古くないが、品茶・軽食・演劇鑑賞が楽しめ各国のVIPが来た事で有名。中国茶文化・食文化・曲劇文化と北京の文化を一体に融合した伝統的雰囲気の茶館。

オリジナルの薬缶と茶葉が投入されたグラスが運ばれてくる。最初の一杯は小姐がついでくれて、あとはご自由に。 平日の午後は、民族音楽の演奏がある。客層は男性が多い。商談をしているのだろうか?本を持ち込んで小鳥のさえずりを聞きながらのんびりお茶を飲む老婦人。時がたつのを忘れそう。

 

北京の老舗『張一元』 北京市宣武区万明路18号 86-10-63046426

 

1922開業の老舗。前門の老舗が並ぶ通りにある。

店内に一歩入るとジャスミン茶の香りが漂いそれだけでもはや満足。1階はすべて量り売りコーナー。注文に応じて店員がすばやく包装する。地元の人でいつも賑わっている。

残念ながら、2003年7月現在は2階の茶室を開放していなかった。2002年に行った時はこじんまりとした心地良い空間だった。

茶館が多くある翠微路で一番大きな『緑草堂茶院』 北京市海淀区翠微中里14号楼                                      86-10-68256067

北京の西部の市内中心から離れた『翠微路』だが、なぜか茶館が集まっているらしい。小姐に率直に質問すると、どうも官僚の客が多いらしい。そういえば、近辺に軍事施設を見かけた。

水清き名刹大覚寺にある『明彗茶院』 北京市海淀区北安河 大覚寺内                                  81-10-62461568

北京の北西30キロ。ひっそりとたたずむ遼時代に建てられた歴史ある大覚寺。院内は樹齢300年の木蓮・樹齢1000年の銀杏の樹など樹木が多く、その木陰に座っているだけで鋭気が養えそう。また水が清く、北京市内でも大覚寺の水を使っていることを売りにしているレストランもあるそう。

当日は、週末で少々道が込み北京市内から車で2時間半。環境・水が最高でした。今回は小姐に『工夫茶』を淹れてもらいましたが、一般には中庭でグラスでお茶を楽しんでいました。自然の中で歴史ある建物に囲まれ美味しいお茶を飲み、まさに『至福のひと時』を味わう事ができました。毎年春には茶会が開かれるそうです。本当にいい所でした。院内には宿泊施設もあるそうなので、今度は泊まりで『至福の1日』を過ごしたいなあ・・。 

                                                       by文文

 中国茶道教室奉茶(上海茶園小築) 

上海市栄華西道19弄1号金龍公寓103号室(古北地区・水城南路の上島コーヒー正面玄関向かい側。)
新電話番号・ファックス86-21-
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上海在住の日本人太太(奥さん)に品質の良い茶葉・センスの良い茶道具がそろうと定評のある李娜(リナ)さんが経営する雅な茶屋。店の雅号でもある『奉茶』とは、中国茶芸でお客様にお茶をついで勧めるとをいう。オーナーである李老師のお手前は、まさに『茶芸の美』。



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