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Root No.11 楊柳青
・石家大院 ・楊柳青年画
けよう氏が確定申告で夜逃げした為、今回は 特別に主従逆転で黒トンパ大王がお送りします。

石家大院

みなさん如何おすごしでしょうか?
天津の偉大なる知性、黒トンパです。
さて、今回はけようを下僕に従え「石家大院」なるところへ行って参りました。

うららかな春の日差しのなか、真紅のシャレードで天津郊外を走ること30分、 私たちをあたたかくでむかえてくれるのが下の銅像です。 今後、この銅像をふくたろと呼ぶことにします。

そしてその銅像の隣にそびえるのは桃らしき物体、 この国のゆくすえを本気で心配してしまいます。 今後、この桃らしき物体を取り巻いている物体を 神の子達と呼ぶことにします。

そろそろ本題の石家大院に潜入していきたいと思います。 石家大院の入り口は、ふくたろと神の子達とを底辺とした 二等辺三角形の頂点にあります。

石家大院はその名の通り石さんという金持ちが昔住んでいた家で、 現在は天津楊柳青博物館として一般庶民にも公開されています。 まったくもってありがたいことでございます。
入場券の裏の説明を読むと、なんでも中国北方最大の邸宅で 清朝末当時の伝統文化を見ることができ、著名な愛国主義教育基地 であるとともに映画の絶好の撮影スポットとのこと。
説明文だけではよくわからなかったのでとりあえず中を見学 してみることにしました。

さすが中国北方最大の邸宅と銘打っているだけあって 中はかなり広いです、なべつかみにたとえると87万ミトン といったところでしょうか。
建築物は中国おきまりの左右対称でどこをみても 全部同じに見えるので、入場して7分くらいでお腹いっぱいになります。
10分を過ぎた頃には帰りたくても出口がみつからなくなります。
今回、特別に取材に同行してくれた天津師範大学で旅行ガイドの勉強をしている ハオ君が熱心に建物の歴史や文物の由来を説明してくれていたのですが、 その日に行われていた日朝6カ国協議の結果が気になってあまり聞いていませんでした。
けよう氏はメモをとったりして結構熱心に説明を聞いていたようなので 来月あたりにはまともなフォローがあることを期待しています。

石造りの建物と赤いぼんぼりの対比がなかなか結構な感じです。 このへんが著名な愛国主義教育基地たるゆえんでしょうか・・・
いや、そんなことはないですね。
なかの売店でマルクス、エンゲルス、レーニン、スターリン、毛沢東が ならんでいる切絵を売っていました。(敬称略)
なにゆえにスターリン?と思うのは私だけでしょうか。
愛国教育の話はさておき、泥人形で当時の庶民を暮らしを再現 してある一角を見かけたのですが、細部にいたるまでかなりリアルに作ってあり なかなか見ごたえがありました。
こういう精巧な泥人形を作ったり、お米に字を書いたりする 職人さん達はいったいどこに存在するんでしょうかね。 中国で一応ものつくりにたずさわっている人間として感慨深いものが ありました。

主人の書斎、客人用の部屋等が当時の状況のまま再現されている一角があり、 そのなかで気になったのが新婚夫婦の部屋に飾ってあった、「金玉満堂」のたれ幕です。
ハオ君によれば金玉満堂は子宝に恵まれるようにといった意味だそうです。 あまりにも爆笑していたら日本語でどういう意味だと聞かれたので、 似たような意味だと答えておきました。
今回の取材の一番の収穫はやはり金玉満堂ですね。

楊柳青年画

楊柳青博物館の隣にあるのが楊柳青年画作房。
年画とは中国の春節に飾る縁起のよい絵です。 冒頭にでてきたふくたろのような、なんか桃みたいな 顔をした子どもや女の人が出てくる絵のことです。
ここでもハオ君が年画について熱く説明してくれていたのですが 私はフェルマの最終定理の解を求めるのに必死だったので あまり聞いていませんでした・・・ハオ君、ほんとうにごめんなさい
工房はわりと小ぢんまりとしており、けっこう若い にいちゃんねえちゃんが黙々と絵を書いており、なかなか見ごたえが ありました。
こういうところにつきものの現地販売や押し売りもまったくなく 非常に好感が持てました。
ちなみに下の写真の中央にうつっている金魚ばちのまわりを人が取り囲んでいる 絵の題名は「金玉満堂」。 中国語では金魚と金玉の発音は同じなので、そこから来ているそうです。

それにしても「金玉」を連発してしまいましたね。人様の連載でこんなに「金玉」を 連発してよいものなのでしょうか?
誤解のないようにことわっておきますがこの文にでてくる「金玉」は「きんぎょく」と 読んでくださいね。来月からはけよう氏が復活するので安心してくださいまし。

最後に楊柳青近辺にて見かけたナイスなお方たちを紹介して 終わりたいと思います。 おすきな方にはたまらないかと・・・


けようのまともなデータ集

楊柳青博物館:1875年に建造
住所:楊柳青估街47号
アクセス:天津市内から175路バスにて約1時間
開園時間:9:00〜16:30
入場料:20元/人 10元/学生

次回は、けようが復活します。
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Illust & Text by KEYOU... http://keyou.at.infoseek.co.jp/

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