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上海雑技〔Shang4 Hai3 Za2 Ji4〕

上海に来てこれを見ずに帰るわけにはいかない。上海雑技とは要はサーカスだが、まさしく人類の限界にチャレンジしている。ときどき失敗するが、これはギリギリのことをやっていることの証左なのだ。ときどき失敗するからこそ、危険な演技にはらはらさせられる。気の小さい人は思わず目をつぶってしまうシーンもあるかも。

上海雑技を見よう

上海に雑技団は複数存在し、実力のあるところは専用劇場で定期的に公演している。最も有名なのが上海雑技団。上海雑技団は50年の歴史を持ち、団員数は約200、うち約120がパフォーマー。時に海外公演も行われる中国の誇る世界水準のパフォーマンスである。

上海雑技団はそもそも南京路に専用劇場を持ち、動物も出演していたのだが、都市開発の中で取り壊されたそうだ。その後は上海商城劇場で鑑賞するのが普通だったが、動物が出演できないことなどから本格的雑技場が待望されていた。そして1999年に雑技専用のサーカス場、上海馬戯城がオープンした。その後2005年に全面改装が行われたが、以後動物公演は行なわれていない(2005年10月現在動物が出演する雑技はない)。上海大劇院の中劇場でも定期的に公演を行っている。

雑技は市内数箇所で行われるが、各劇場において、毎日開催されるわけではないのでスケジュールはチェックが必要。なお、チケットは上海エクスプローラーの「上海雑技チケット予約」で、日本からでもオンライン予約が出来る。(スケジュールの確認もできる)。劇場によってはEチケットを利用できるので手間が省け便利。

各劇場の紹介は「エンターティメント鑑賞・上海雑技の劇場」参照


多彩な演目

以下は「白玉蘭劇場」の演目。一番の目玉となっている「モーターサーカス」は現在のところ白玉蘭劇場と馬戯城で行われている。

  1. 獅子舞:幕が開き、先ずは獅子舞のショー、中国らしくめでたい感じのオープニング。
  2. 5人の柔軟技:5人の少女が登場し、柔軟な体でいろいろな形を作っていくという演目。これぞ雑技といった感じ。幻想的な音楽と照明が観客を惹きつける。
  3. 帽子のショー:十数人の正装をした男性が登場し帽子を使って技を披露。笑えるポイントを盛り込みつつ、アっと驚かす大技も盛り込んでいる。コミカルで箸休め的な印象。
  4. 皿回し:美しい女性たちが美しい衣装に身をまとい、音楽に乗せて優雅に皿を回す。回しながら人の塔を作ったりする。最後は全員一斉に皿を床に落とす=棒に皿がくっついていてズルをしているのではありませんよというメッセージ。
  5. いすの積み上げ:1人の少年が登場、いすをどんどん積み上げてその上に上り様々な体勢を取るというショー。かなりの高さになり、緊張感が走る。
  6. シルクベルト空中造形:男女入り乱れで天井から吊るされた紐に体を巻きつけ、巻きつけられた者同士が絡み合い、アクロバット技を披露。首に紐を巻きつけた女性がクルクル回ったり、巻きつけた紐を解きながら上方から降りてきたりと見ごたえがある。
  7. モーターサーカス: 球体の鉄の部屋が登場。オートバイにまたがった男性が1人登場し、鉄の球体に入る。中をグルグルグルグル走り回る。両手を離したり、ジャンプしたり、なかなかの迫力。次にもう一人登場し、鉄の部屋へ。2人のライダーが交差しながら走り周る、観客が「オーッ」と興奮していると、3人目登場。3人が球体の中で入り乱れる。接触したら大変とハラハラしながら観ていると、4人目登場。4人のライダーが鉄の球体で所狭しと駆け回る。会場内がものすごい熱気に包まれているところに何と5人目登場。5人が球体の中でクラクションを合図にグルグル回る。何故ぶつからないのか不思議。手に汗握る迫力がある。照明が落ち5台のオートバイのライトだけが光を放つという演出もあり、その光が一列になったときはまるで土星のよう。観客は皆大興奮のままエンディングへ。

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