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第14回 中国藍印花布館



長楽路から(看板が目印)


建物入口


 地下鉄1号線の常熟路駅から徒歩10分くらい、中国藍印花布館は、里弄の奥まった場所に、ひっそりと建っています。
 藍印花布は、500年来にわたり揚子江下流地域で作られてきた日常の染め付け綿織物で、主に女性の服、布団の表布などに用いられてきました。展示館内には、主に清朝時代を中心に収集されたものが展示されています。この展示館は、ひとりの日本人女性の尽力により1990年に開館されたそうです。元々、これら藍印花布は民間の日常品であったことから古いもので残っているものは数少なく、収集品として貴重なものです。日本でも藍染め織物がありますが、中国の伝統手工芸品としての藍印花布と見比べてみると、その伝播の一端を繙くことができるかもしれません。(参考:説明パンフレット)

交通案内
住  所
長楽路637弄24号
電  話
5403-7947
アクセス
地下鉄1号線「常熟路」駅より徒歩10分
利用案内
入場料
無料 
開館時間
9:00〜17:00
休館日
無し


展示館は、里弄の奥に位置するので、道路からは建物が見えません。長楽路の里弄入口に看板が掲げられていますので、奥へと進みます。一番奥に、敷地内へ続く入口が有りますので、中へと入ります。中庭に入ると左手が展示館と店舗になっています。

施設案内
展示館
店舗


展示館内部


機織り機
★展示館
 建物入口を入って左側の部屋が展示館になっています。入口に、説明パンフレット(日本語有り)が用意されています。

 壁には、布団の表布、服、クッションカバーなどが展示されています。紋様は、桃、菊花、牡丹、蝶、鳳凰に題材をとったものが多く、藍と白の対象が、生き生きとした生命力を表しているようにも思えます。また、さっぱりとした清々しさを感じさせる藍染めは、質素でありながらも凛とした姿を秘めているようです。

 展示館奥に、機織り機の実物が展示されており、写真パネルにて染めの行程も紹介されています。部屋の中央と窓際のガラスケースの中には、染めに使用された木版や型紙が展示され、具体的に染色の手順を示しています。 染色には、陰刻した木版に白布を挟んでからくくった後に藍瓶につける方法や、白布に花版(紋様をくりぬいた型紙)をのせ、最初に防染剤を花紋の隙間に塗ってから藍瓶につけ、最後に防染剤を洗い落とす方法などが有ったそうです。

 展示館の一角には、芥川龍之介が着用した藍染めのパジャマの写真パネルが掛けられています。 
★店舗
  店舗では、ポーチ、カバー類、十二支をかたどった縫いぐるみなどの小物を中心に、服も販売されています。また、布地を買うことも出来ます。日本で販売されている同種の商品に比べると値段は安価です。



中庭へと続くアーチ


中庭風景・・・鮮やかな藍色


※ちょっと寄り道

 小さな展示館ですが、懐かしい風景に出会えるような場所です。里弄の中ってどうなっているのかしら?と思いながらも、なんだか入りにくいと思っている方も、ちょっとした探検気分で出掛けてみてください。また、花園ホテル、ヒルトンホテルや襄陽服飾市場へ徒歩10〜15分くらいでしょうか。目立たない場所に有るのですが、街中心地区に位置しています。緑が青々としてきた界隈を散策してみてください。
 上海の暑い夏に向けて、藍の小物を使ったインテリアを考えてみるのも涼しげで楽しいですね。

1.KAVEEN'S KITCHEN(インド料理) 2.席家花園(上海料理)
3.COCHIN CHAINA(ベトナム料理) 4.古意湘味濃(湖南料理)
5.Green Spring(ガーデニング用品など)

☆中庭に揺れる藍布の青、草木の緑、里弄の奥に佇む懐かしい風景。埃っぽい上海の街の中で、空気が澄んでいるように感じたのは気のせい?お裁縫は余り得意ではないのですが、藍の布を買って夏用のコースターやランチョンマットを作ってみようかな・・・と思い立ちました。(な)