|
西樵山 〔Xi1 Qiao2 Shan1〕
広東省南海市の西部に位置し、広州から45キロ、深センから車で約3時間。肇慶の鼎湖山、韶関の丹霞山、博羅の羅浮山と並ぶ広東4大名山の一つ。西樵山は数億年前の火山活動により流れ出した溶岩が固まってできた山で72の峰、42の洞窟、28の滝がある。「珠江文明の灯台」と称され、いまから約6000年前には「双肩石器」文化が築かれていた。明清時代には湛若水、何白雲、康有為など多くの学士がここに隠居し、「南粤理学名山」とも呼ばれた。信仰の山としても有名で、仏教、儒教、道教の三教融合の特色をもち、南海観音文化苑や黄大仙聖境園には毎年香港マカオから多くの参拝に訪れる。また、「南拳文化」の発祥地であり、この流派の代表的人物で、広東一の獅子舞の名手と言われた黄飛鴻(Hunag2 Fei1 Hong2)の生まれ故郷でもある。
南海観音文化苑 〔Nan2 Hai3 Guan1 Yin1 Wen2 Hua4 Yuan4〕
西樵山中部大仙峰(海抜290m)に位置する。主な見所は紫銅製の高さ61.9mと世界最大の観音坐像、六本の柱と五つの門を持つ牌坊、壁の裏に漢文とチベット文字による観音六字真言が掘り込まれている影壁など。正しい観音様のお参りは牌坊の中央門、観音様の真正面から入ること。門をくぐり、影壁を抜け、放生池の石橋を渡り、283段の階段を上ると、蓮花座の下に辿り着く。観音像の台座の周囲には36観音を題材にしたレリーフが施されている。蓮花座の中には1000体以上の観音像が奉納された観音堂や土産物店などがある。蓮花座には上がることができ、ここから西樵の町を一望できる。 康有為故居 〔Kang1 You3 Wei2 Gu4 Ju4〕 清朝末期の維新変法運動の指導者であった康有為の家。珠江三角州清代農村住宅の典型的な造りで清朝中期の建築。一庁二廊二房、面積81㎡。康有為はここで青少年期を過ごし、『大同書』(初稿)を執筆した。
ブルース・リー記念館(李小龍記念館) 〔Li3 Xiao3 Long2 Ji4 Nian4 Guan3〕 個人の収集家が2002年3月26日にブルース・リーの故郷順徳市内にオープンさせた中国初の記念館。ブルース・リーの生涯を紹介したパネルやカンフーの練習に使った器材、映画のポスター、写真、当時の雑誌などを展示している。記念グッズの販売もしており、ブルース・リーの人形がついたキーホルダー(10元)はファンへのお土産におススメ。記念館といっても表向きはただの茶芸館のため、地元でもこの記念館の存在を知らない人が多い。道を聞くと均安にある李小龍祖居を教えてくれる場合が多いが全く別の場所なので気をつけること。
ブルース・リー祖先の家(李小龍祖居) 〔Li3 Xiao3 Long2 Zu3 Ju1〕 ブルース・リーは1940年11月27日、ロサンジェルス生まれだが、その祖先は代々順徳の均安鎮上村に暮らしていた。現在、李小龍祖居として保存・公開されている場所はブルース・リーの父李海泉(1902-1956)が暮らしていた家。一庁二房、51㎡の室内にブルース・リーの生涯を紹介する写真、パネルなどが展示されている。祖居へ行くには村の迷路のような狭い路地を歩いていく必要があるので村の人に案内してもらうと良い。上村は順徳大良から均安生態楽園に向かう手前、道の右側にある。村の入口にある李氏宗祠(Li3 Shi4 Zong1 Ci2)を目印にすると良い。
順徳生態楽園 〔Shun4 De2 Sheng1 Tai4 Le4 Yuan2〕 200万㎡の園内は生態保護区、生態教育区、生態娯楽区、生態休閑区、エコ農業区(基塘農業区 Ji1 Tang2 Nong2 Ye4 Qu1)の五つの区域からなる。エコ農業区では蚕を養殖しその糞や蛹を餌に魚を育て、養殖池のそこに溜まったドロを肥料として桑田を耕し蚕に与えると言う順徳古来の循環型農業を実践している。大良バスターミナルで入場券を購入した場合は、生態楽園行きのバス(291路)が無料となる。所要は1時間強。
清暉園 〔Qing1 Hui1 Yuan2〕
仏山の梁園、番禺余蔭山房、東莞可園と並ぶ広東四大名園の。中国十大庭園にも選ばれている。明末万歴年間の状元、礼部尚書黄士俊が明天啓元年(1621年)にこの地に黄家祠、天章閣、霊阿之閣などを造ったのが始まり。清乾隆年間に進士龍応時の所有となり、その子龍廷槐による改築を経て、清暉園と改名された。敷地面積2.2万㎡の園内は“園の中に園があり、景の外に景が有る”と称えられ、碧水、緑樹、石山、小橋、亭、楼閣が交互に融合し、建築、園林、彫刻、詩画等の芸術が一体となり、嶺南建築と江南園林の特色を兼ね備えた優美な庭園である。
華盖里 〔Hua2 Gai4 Li3〕 清暉園の裏手にあり、騎楼が連なるオールドタウンをお色直しして歩行者天国とした通り。歩行者天国とはいえ、オートバイは乗り入れ行可能な為、子供連れには十分な注意が必要。ここには順徳名物のミルクプリン“双皮[Nai3]”(Shuang1 Pi2 Nai3)の老舗がある。 楽従国際家具城 〔Le4 Cong2 Guo2 Ji4 Jia1 Ju4 Cheng2〕 国道325号沿い5キロに渡り家具展示場が広がる中国最大の家具集散地。売り場総面積は200万㎡。国内外の3000以上のメーカー、販売店が卸売り、小売を行っている。従業人員は50000人以上。2001年の家具取引額は10億人民元。毎日楽従に出入りする家具運搬用車は20000台を超える。楽従での家具販売価格には、配送費は含まれておらず、買い手が自分で車両を手配する必要がある。料金は貨物の大きさ、距離による。例えば、小型トラックで広州まで家具を運ぶ費用は100元から150元程度。 陳村花卉世界 〔Chen2 Cun1 Hua1 Hui1 Shi4 Jie4〕 中国随一の蘭花輸出基地、お正月飾りのミカン盆栽の中国最大の出荷地として有名。中国花卉交易広場、国際蘭花交易センター、花卉世界公園などがあり香港・マカオ・韓国・日本・オランダ・オーストラリア・シンガポール・フランスなどの業者が出展し取引を行っている。旧正月前には広東省最大規模の花市が催される。
南海映画村(南海影視城) 〔Nan2 Hai3 Ying3 Shi4 Cheng2〕 中国中央電視台四大撮影所の一つ。1996年7月、香港返還を記念した「香港的故事」撮影のために建設された。1998年12月26日より一般公開されている。マカオ返還記念の「澳門的故事」もここで撮影された。園内は主に香港・澳門街、テレビドラマ「太平天国」の撮影に使われた天王府(Tian1 Wang2 Fu3)、東洋のベニスと呼ばれた古城蘇州や周辺の街を再現した水郷区(Shui2 Xiang1 Qu1)に分かれる。こうした映画セットを見て回るだけでも楽しいが、ここでは是非ショーを見てほしい。
|