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すでに新しく開通した道路では「G」が表示されている
2009年10月より、上海市内を走る約760キロの高速道路網の名称がすべて一新された。急な変更に、利用者の間では多少の混乱が発生している。たとえば、北京と上海を結ぶA11滬寧高速道路は、G2京滬高速となった。今回の変更は、上海だけ特異だった高速道路の名称が、中国全国の統一した呼び方に統合されるというだけなのだが、これまで地区ごとに計画されてきた高速道路が一挙に全国ネットワークでつながり、中国の道路網が新しい段階に入ったことを印象づける。

◆上海市内の17本の高速道路の旧名称と新名称の対比表◆
1.国家高速道路(GuoのG)、赤色で表記
| 新名称 |
略称 |
起点と終点 |
元の名称 |
| 京滬高速 |
G2 |
北京-上海 |
A11滬寧高速 |
| 瀋海高速 |
G15 |
瀋陽-海口 |
A5嘉瀏・嘉金高速
A4莘奉金高速 |
| 滬陜高速 |
G40 |
上海-西安 |
A14 |
滬蓉高速
(G2と共有) |
G42 |
上海-成都 |
A11滬寧高速 |
| 滬渝高速 |
G50 |
上海-重慶 |
A9滬青平高速 |
| 滬昆高速 |
G60 |
上海-昆明 |
A8滬杭高速 |
杭州湾環線高速
(G60と共有) |
G92 |
|
A8滬杭高速 |
| 上海繞城高速 |
G1501 |
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A30郊環高速 |
2.省クラスの高速道路(ShengのS)黄色で表記
新名称 |
略称 |
起点と終点 |
元の名称 |
迎賓高速 |
S1 |
市内-浦東国際空港 |
A1迎賓高速 |
滬芦高速 |
S2 |
市内-芦潮港 |
A2滬芦高速 |
滬金高速 |
S4 |
市内-金山 |
A4莘奉金高速 |
滬嘉高速 |
S5 |
市内-嘉定 |
A12滬嘉高速 |
新衛高速 |
S19 |
新農-金山衛 |
A6新衛高速 |
滬常高速 |
S26 |
上海-常州 |
A16 |
申嘉湖高速 |
S32 |
上海-嘉興-湖州 |
A15 |
亭楓高速 |
S36 |
亭林-楓涇 |
A7亭楓高速 |
外環高速 |
S20 |
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A20外環高速 |
上海市内の高速道路は、2002年の段階でA~をつけるように命名されていた。これは、上海エリアでは高速道路の総延長は長くないものの、網状に広がっているため、起点-終点の表記ではわかりにくかったからだ。しかし、その後中国全土の高速道路網が整備され、2009年現在、6.5万キロまでに広がった。そしてついに、上海も中国全国で統一した称号となった。
●それでも3万枚の看板更新作業
ただ、この変更に伴って、インターチェンジやジャンクションなどの看板の付け替えも余儀なくされており、大変な作業を抱えてしまった。その枚数は3万枚ともいわれている。さらに、運転手に馴染んでもらうため、新旧両方を表示する移行期間が必要となってしまった。
というわけで、まず北京と上海を結ぶG2京滬高速道路での看板付け替えモデル作業が行われ、11月現在ほぼ付け替えが完了した。Gで始まる国家高速道路に関しては、2009年度中に交換を完了する。また、そのほかの高速道路に関しても随時交換していく。とりあえず2010年3月までは両方の看板が共存する状態となってしまった。
ただ、大変なのは今や中国でもマイカーの必需品となったカーナビなどの地図更新だろう。これだけ普及してしまったら、そう簡単な作業ではない。「とりあえずやってみる」という中国のやりかたの象徴といえるかもしれない。一瞬で道路名が変わってしまうのも、せっかくA~で慣れてしまった上海の利用者からすると利用しにくいものだ。
しかし、起点と終点が改めて明らかにされると、「ああ、この高速道路は雲南省の昆明まで続いているのだ!」とつい感慨深くなってしまう。
(2009年11月記 山之内 淳)
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