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広州地下鉄3、4号線開通!

 2005年12月26日、広州の地下鉄3、4号線が新たに開通した。2号線の開通から約3年の時間を経て、ようやく開通の運びとなった。広州市民も新路線に対して大きな関心を抱いており、その証拠に、開通当日、3,4号線あわせて約2万人が乗車した。

 この度開通したのは、3つの区間である。3号線は、広州東駅から客村までの6駅、4号線は、万勝囲から新造までの5駅、そして既存の2号線と4号線をつなぐ琶州と万勝囲の区間である。開通したとはいうものの、実は予定されているすべての路線が利用できるようになったわけではなく、一部分がスタートしたにすぎない。


※点線は未開通区間


 この度利用できるようになった地下鉄駅

3号線 広州東駅―林和西―体育西路―珠江新城―赤崗塔―客村 合計6駅

・広州東駅 1号線との乗換駅。
・林和西 日系企業が多数入居する中信広場そばにある。
・体育西路 1号線との乗換駅、巨大ショッピングモール天河城の地下にある。
・珠江新城 高級住宅地にある。
・赤崗塔 2号線の赤崗とは異なるので注意が必要。
・客村 2号線との乗換駅、年内に番禹広場まで延長の予定。

 
(左)3号線で最も利用客が多い体育西路駅 (右)広州で最も高いビル、中信広場

4号線 万勝囲―官州―北亭―南亭―新造 合計5駅

・万勝囲 2号線との乗換駅、将来的には奥林匹克中心まで延長される。
・官州 広州国際生物島にある。
・北亭 多数の大学キャンパスがある広州大学城北側に位置する。
・南亭 広州大学城南側にある。
・新造 将来この駅からさらに南の沖尾まで延長される。


4号線万勝囲駅出口。周囲は閑散としている。バイクタクシーが待っている

今後開通予定の区間

3号線 体育西路−天河客運駅の6駅間、客村―番禹広場の8駅間
4号線 新造―沖尾の11駅間、万勝囲―奥林匹克中心の4駅間
2010年までにさらに多くの路線が開通し、縦横に地下鉄網が張り巡らされる予定。


 開通したのは短い区間とはいえ、1、2号線と連結されたため、地下鉄で行き来できる場所が大幅に増えた。特に4号線が開通したおかげで、広州大学城にキャンパスがある大学生は、市内から通学するのが至極便利になったと思われる。従来、通学にはバスを利用するしか方法がなかったが、15万人といわれる大学関係者が利用するため非常に込み合ったり、また深刻な渋滞が頻発したりで、正直快適とはいえない状況であった。地下鉄を使えば、これらの問題に悩まされる必要はない。


3号線の車両にはモニターが設置されている。ニュースや天気予報等が流されている

 このように、3,4号線は、すでに市民の重要な足となりつつあるが、当然問題がないわけではない。例えば、利用者の多くが不満に感じていることの一つは、運行間隔が長いことである。新路線の運行間隔が長いのは、車両が十分に揃っていないのに、運営を開始したため。3号線は現在3車両しかないようだ。それで10分以上の運行間隔で運営せざるを得ない状況である。年内には3号線の全区間が開通し、車両数も40程度まで増加するため、運行間隔は90秒程度まで短縮される予定である。もう一つ不便な点としては、3,4号線の最終便が午後9時過ぎであること。1,2号線が午後11時過ぎまで運行しているのに比べると、終電が早い感は否めない。これは、車両が少ないことに加え、まだ運営間もないため、車両設備や給電装置等の動作チェックを行いながら運営していることが理由のようだ。この問題も時間と共に解決されるであろう。

 
(左)現時点では、3,4号線の最終便はとても早い
(右)広告塔も兼ねたゴミ箱。ゴミを入れる穴が小さく、すぐにゴミ箱と分からない?


 新しい路線はどちらも新型車両を導入している。3号線の車両は、最高時速120キロメートル。これは地下鉄としては世界最速とのこと。しかしながら、現時点では時速60〜80キロメートルで運営している。というのも、時速120キロメートルを出すためには、駅と駅の距離が4キロ以上なければならない。開通した部分には4キロ以上の区間がないため、最高時速80キロでの運営となっている。今後3号線の残りの部分や新白雲空港と連絡する空港線が開通した日には、最高時速で運行してくれるであろう。一方、4号線の車両は、リニアモーター駆動式を採用している。最高時速は90キロメートル。

 
(左)3号線のカラーはオレンジ。4号線は白 (右)事故防止のため、2重扉構造となっている

 ちなみに地下鉄ホーム及び車両内では、携帯電話の通話が可能だ。また、乗車券は1,2号線のものと同じコインタイプ。広州の各種交通機関で利用できるプリペイドカード「羊城通」を使えば、乗車料金が5%引きになる。このカードを使えば、券売機でコインを購入する必要なく、カードをゲートにかざすだけでOKなので便利だ。


 今広州では不動産熱が極めて高い。3,4号線沿線の物件にとどまらず、地下鉄敷設予定地への先行投資が行われているため、そうした物件の価格はここ数年ずっと右肩上がりである。場所によっては、すでに購入価格の2,3倍の価値がついているところもあるとのこと。中国の不動産投資に興味があるなら、広州の不動産は一考の価値があるだろう。

 やや見切り発車の感もある3,4号線ではあるが、今後予定区間が完成するならば、広州市民にとって、一層便利かつ欠かすことのできない交通機関になるだろう。広州在住者の一人として、一日も早い完成を願っている。


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