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黄浦江のほとりの『新天地』を目指す「老碼頭」



黄浦江のほとりの『新天地』を目指す「老碼頭」

 あの著名な観光地『上海新天地』の成功以来、上海各地にはそれをモデルにした商業・飲食エリアが誕生している。今回は、黄浦区の黄浦江ほとりに、新たに「老碼頭」(The Cool Docks)と呼ばれる昔からの建築物を改造した飲食店街がOPENした。

中山南路側の入り口付近
これからの整備が楽しみな黄浦江沿岸部

 場所は、中山南路479号で、外灘をさらに南にくだっていったところにある。その昔、十六舗と呼ばれた船着き場や市場があったあたりのエリアだ。一昔前の人たちは、ここの港から上海に降り立ち、新天地上海を目指したものだった。今は、再開発の影響で、古い民家などは取り壊されているが、それでも面影が多く残る。上海で最も古い港の一つで、清代後期から民国時代にかけて、当時は極東一の港と呼ばれ、中国の交易の中心的役割も果たしていたのだった。

 今回、「老碼頭」(古い港の意)が整備されたあたりは、もともと上海油脂廠があったところで、黄浦区による改良工事により、区で初めての創意園区となり、芸術家の事務所や国内外の企業など併せて30社が入っている。エリア内には、飲食店なども入居しており、最近、賑やかさを増してきた。

 
噴水を中心にしたレイアウト
 また、特筆すべきことは、このエリアにはあの有名な上海三大マフィアの一人、黄金栄の倉庫があったところでもある。1927年に建設され、総面積は4000平方メートルある広大な倉庫。お米を運び上げられた倉庫の上には、今でも当時の動力式リフトが残されているほか、当時の段差の低い階段も残っている。重い荷物を運び上げるのに便利なためだ。

 この倉庫も、2008年末から5星ホテルに改造される計画だ。もちろん、黄金栄の倉庫群として、当時の面影を残したまま、その当時の余韻に浸れる特色あるホテルに仕上がる予定。また、「老碼頭」付近の黄浦江沿岸は、ヨットハーバーが設置される計画で、クルーザーが行き来することになる。



 現在既に、スターバックスやKekabsインドレストラン、慶会楼、名唐レストランなどが入っている。交通の便が少し不便だが、また新しい上海の名物になりそうだ。
 【データ】「老碼頭」(The Cool Docks)
  住所:中山南路479号  【MAP


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(2008年9月記 山之内 淳








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