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2005年 F1 最終戦 in 上海

中国で初のF1が開催されて1年余り。今週末(2005年10月14日〜16日)第2回F1レース(最終戦)が同じく嘉定区安亭鎮のサーキット場で開催される。


■今回のみどころ

コンストラクターズ部門でマクラーレン・メルセデスとルノーが大激戦を続けている。

コンストラクターズポイントの推移

ベルギーGP終了時
ブラジルGP終了時
鈴鹿GP終了時
上海GP終了時
ルノー
152
162
176
 ? 
マクラーレン
146
164
174
 ? 

ブラジルGP(第17戦)でマクラーレンがルノーを逆転、2ポイント差の首位に立った。そして先週(10月9日)の鈴鹿GP(第18戦)。

雨の関係で予選で上位陣が総崩れとなり、ポールポジションはTOYOTAのR・シューマッハ、2ndグリッドスタートはB.A.R. HONDAのバトン、そして同じくB.A.R. HONDAの佐藤琢磨が5thグリッドスタートと、戦前は日本勢の上位が期待された。しかし終わってみれば日の丸チームは惨憺たる結果に終わった(入賞はR・シューマッハの8位のみ)。

一方レースを先導したのは3番グリッドスタートのルノーのフィジケラ。そして若き王者(後述)、ルノーのアロンソも、16番グリッドスタートながらも驚異的スタートで一気に8番手に上げ、残り5ラップで3番手にまで浮上した。一方マクラーレンは、モントーヤがスタート早々にクラッシュしてしまったもののライコネンが17番グリッドスタートから着々と順位を上げ、最後のピットストップ後にはトップのフィジケラの5秒後方の2位につけた。その後両者の間で激しいバトルが繰り広げられ、ついにファイナルラップでライコネンがフィジケラをかわし優勝トロフィーを獲得した。

コンストラクターズポイントで首位だったマクラーレンがこの優勝で10ポイントを獲得した。しかしルノーは2位で8ポイント、3位で6ポイントの合計14ポイントを獲得、逆転し再び2ポイント差の首位に躍りでた。

ルノー VS マクラーレン・メルセデスの熱い戦いは上海で決する。


本年度のドライバーズポイントについては既に決着がついており、アロンソが、長くチャンピオンの座に座り続けたMシューマッハを引きずりおろし史上最年少で2005年ドライバーズ部門ワールド・チャンピオンに輝いた。

ただ、アロンソは「Mシューマッハが引退してからチャンピオンになっても意味がない」と発言したとのことで、Mシューマッハに対し強いライバル心をもっているらしい。先週の鈴鹿GPでも両者の間で激しいバトルがあった。2005年については既に勝負がついているとはいえ、若きフォースとダースベイダーにもたとえられるこの新旧対決もひとつのみどころだ。(仲)


■2回目を迎えて

1.第1回大会の反省

第1回大会は、大会の3ヶ月前の2004年6月にサーキットが完成するなど急ピッチでサーキットを完成させたにもかかわらず、開催3日間でのべ26万人の観客を動員するなど成功をおさめた大会であったが、ソフト面(付帯設備・サービス面)で多くのの指摘をうける大会となった。例えば広告や告知などが大幅に遅れるとともにチケットの販売方法などについても不明慮な点が多く、希望のチケットの確認が開催ギリギリにならないとわからないなどの問題が発生した。

なかでも問題となったのが、レース会場へのアクセスで自家用車での観戦は手続きが複雑であるうえ、レース会場付近が渋滞になるなどのある程度予想はされていたが、実際にはそれを上回るものだった。また市内の数箇所から会場へのバスが出たが、駐車場から会場入口まで炎天下のなか歩かされたり、退場時の会場から市内へ戻るバス手配問題(大変混雑した)などの問題が生じた。また会場内の付帯設備についても飲食の店が極端に少ないなどのソフト面で大きな反省を残した大会となった。


2.第2回大会への取り組み

第2回大会では、第1回大会での反省を踏まえ「いかに気分よく観戦してもらえるか」というテーマで付帯設備の配置の見直しから食堂のメニューや利便性などが改善され、最大のテーマであった観客の入退場をいかにスムーズにするかという点においても駐車場券とチケットをセットで販売することにより簡単でスムーズな入場ができるように心がけた。また市内からのバスも輸送量を大幅に増量することにより特に退場時の混乱が回避できような工夫も凝らしている。今回は大会の最終戦ということもあり、終了後は市内で関係者を集めたパーティーや市内の体育館などにF1参戦のメカの展示をはじめF1に関する特設コーナーを1週間ほど設ける計画も立てられている。

3.F1と経済効果

このような第1回の反省を踏まえた第2回大会だが、主催者側は今大会の入場者数を去年とほぼ同数と予想している。「第1回大会は“中国初”ということもあり注目度が高かったが、今年は2回目ということで落ち着きのある大会になるのでは」との予想だ。現在チケットは、比較的安い価格帯の席(350元前後)はすでに完売しており、「固定ファン層は着実に増えている(関係者)」とし、チケット収入では第一回大会を参考にすると約1,200万元(チケット代の5%税金)の歳入が見込まれ、上海地区のホテル・飲食等の観光客が消費する奇金額を合わせると旅行業界だけで約16億元の収入が生まれ、税収だけで約8,000万元になる予想だ。またそれ以外にも今年は浦東新区の第一八佰伴で上海最大のF1グッズショップがオープンし、その後も北京、上海の高級ホテルや雲南、重慶などの空港免税店にもショップをオープンするなどF1関連収入は年々増加の一途をたどると関係者はみている。(K)

2005年10月記

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