TOP北京生活情報買い物事情

本ページの内容は、10月上旬発行予定の書籍「生活ガイド北京」からの抜粋です。
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◆買い物事情◆

北京に住む外国人が増加の一途という状況のもと、日常生活への不安はことのほか小さくなっていると考えていいだろう。食品、雑貨など、生活必需品の購入に関していえば、地元での買物でほぼカバーできる。 また、現地の若者の間での日本プームが続いていること、さらに日系企業の現地生産品の増加などにより、以前なら日本から送るしかなかった物資や食材も北京で入手できる。また帰国時や接待の時に必要になるおみやげの購入場所についても、よく便われるものについて取扱い店などをまとめておいた。

1.店の種類別ガイド

  • デパートやショッピングモール
    生活水準の向上にともなって、北京にもデパートやショッピングモールなどの大型小売店が次々と生まれている。

    日本人利用客の多いものとしては、外国人向けデパートの老舗「友誼商店」が有名だが、そのほか日系の店として「崇光(そごう)」「イトーヨーカ堂」などがある。

    さらに、ショッピングモールは市内随所にある。規模の大きいものとしては王府井の「新東安市場」、チャイナワールド(中国大飯店)が併設される「国貿広場」があげられるほか、台湾系の「大洋百貨」、香港系の「時代広場(Times Square)」や、西単にある「百盛広場(Parkson)」、さらには、北京駅と長安街との間にある「恒基中心や「中糧広場」、外交部に隣接している「豊聯広場」など、ふだんの生活には十分すぎるほどの施設を見つけることができよう。

  • スーパー
    北京の傾向を見ていると、前述の大規模ショッピングモール建設と同時に、大きいスーパーが入居するケースが多いといえよう。たとえば、「国貿広場」にある「CRC華潤超級市場」、以前はヤオハンだった長富宮に近接する「賽特購物中心」、「中糧広場」と「富聯広場」に入っている香港系の「百佳超級市場 The Park' N' Shop」などが特筆できよう。 また、スーパーほど大きくはないが生活雑貨を扱う香港系のドラッグストアチェーン「屈臣氏 Watson's」も市内の主だったショッピングモールに入っている。

  • コンビニ
    上海や広州などの大都市ではセブンイレブンやローソンといったコンビニが増えているが、残念なことに北京にはまだ世界的規模のコンビニチェーンの展開がない。滞在中必要な物資はスーパーでまとめ買いするか、街角にあるタバコ屋のような一般商店で買うしかないだろう。

  • 市場
    中国の人々の生活を昔から支えてきた「市場」。かつての北京では、一つの街ごとに大規模な食品マーケット「菜市場」が設けられていたが、近年の都市開発でどんどんその数は減ってきている。また、街頭にある屋台的なマーケットも、ビルの中にまとめてしまう(たとえば、紅橋市場のようなケース)傾向にあり、買い物かごを下げて市場に出かける習慣自体が消えゆく運命にある。

    市場の類いで近年活発なのは、ロシアやベトナムなどの近隣諸国からの買い出し客向けに設けられた衣料品マーケットだろう。毛皮やカシミヤ、羽毛製品など、じっくり探すと掘り出し品が見つかることもある。大使館区に近い「秀水市場」が有名だが、その北側に展開している「雅宝路市場」もロシア人向けの大きなマーケットとして知られている。これらの店での買い物は、価格交渉をしないとややもすると「高い買い物」をさせられることもあるので注意が必要だろう。

  • デリバリーサーピス
    電話をして頼むもの、といぱ「ピザのデリパリー」が代表的だが、北京居住の日本人が利用できるものとしてピザの他にも、食品、お弁当、クリーニング、一部のレストラン・ファーストフードなどのデリバリーサービスがある。

    店により「最低50元以上、配達地域は○○地区のみ、配達日は何曜日だけに限定」といった条件をつけている場合もあるが、雨天や夏場の暑い時期などに重宝するサービスといえるだろう。

    また近所のローカルスーパーではなかなか売っていない日本の食品や醤油、味噌、ポン酢等の調味料類を配達してくれる店もある。自分の目で見て選べないというデメリットはあるが、急に必要になった時などに取り寄せできるので、店の存在を知っておくだけでも心強いだろう。

    また、欧米人相手の食材デリバリーサービスもあり、調味料やチーズ、ハムなどの取り寄せができるので試してみてはどうだろうか。

2.探しにくい生活用品を扱う店
  1. 医薬品
    中国の医薬品を使うのであれば街中の薬局で購入することができる。北京には中国を代表する老舗「同仁堂」があるが、ここでは古来からの漢方薬だけではなく、一般的な西洋薬も売っている。

    日本のものを含め、輸入医薬品の取り扱いが充実しているのはやはり外国人向けデパートの薬売場だろう。「友誼商店」をはじめ、大規模なスーパーに併設された薬局には各種医薬品が揃っている。軽い風邪や腹痛などの薬であればまず問題ないだろう。

    ただし中国では、日本で処方箋がないと買えない、抗生物質や抗菌剤、さらにはステロイド剤まで売られていて、薬局のスタッフが平気でこれらの薬品を勧めてくることもある。できれば、日本などでも知られている名前がついた薬などを買った方が無難だろう。

  2. 日本の食材、調味料
    日本料理に使う食材については、魚介類を除き一般的なものは大手スーパーなどで入手できるが、魚介類は日本のものと種類の異なるものが多く、刺身用などの場合は鮮度の問題もあるので注意したい。

    調味料については和食や和菓子を作る際に使うような特殊なもの以外は、先に紹介した大手スーパーで入手できる。

    ちなみに、西洋料理用の調味料や缶詰に関しては、北京の大規模スーパーのストックの方が日本の一般的なところより豊富な種類があるようだ。ハムやチーズ、パンなどの食材については、大手ホテル内のデリカテッセンでも求められる。

  3. 書籍、新聞、雑誌
    日本語の書籍、新聞、雑誌を扱う書店は中国図書進出口総公司、王府井にある外文書店などがある。また0CSの現地法人などにより、書籍一般の通販や新聞、雑誌の配達サービスもある。

    香港で日本語新聞(日経、朝日、讀賣)が印刷されている関係で、北京の主要地区のオフィス、ホテルで、当日の新聞がその日の午後には読めるようになっている。

  4. その他
    アレルギー対応商品は現地ではほとんど見られないため、必要に応じて日本から持っていった方がいいかもしれない。

    また最近は中国でも環境問題に真剣に取り組むようになり、エコ洗剤やエコ石鹸などの商品が生産されはじめている。先に述べた大規模スーパーで扱っていることもある。売り場をざっとチェックしてみるとよいだろう。

3.おみやげを扱う店
  1. おみやげ総合店
    中国らしいおみやげのうちほどんどの物は外国人向けデバートの「友誼商店」で扱っているほか、王府井の老舗的外国人向けおみやげ物デパート「北京工芸美術総公司」などがある。

    とはいえ、意外と役に立つのは、実は食品スーパーだったり、さらには大手ホテルのおみやげ物売り場だったりする。

    また、北京国際空港の免税店エリアにも「中国物産のおみやげ店」があるので、登場前のひとときに立ち寄ってみてはどうだろうか。

  2. お茶
    中国茶の茶葉はデパート、スーパーをはじめ街中の小さな店舗でも扱っている。品種にこだわったり、ちょっと高級で珍しい茶葉などを購入したい場合には王府井や前門あたりにある老舗の茶専門店「天福茗茶」チェーンのような茶葉専門店、中国茶館などを利用するとよい。またあわせて茶器の購入もできるところが多い。

  3. お酒
    中国酒はデパートでもスーパーでも街中の小さな店舗でも扱っているが、店によっては偽物である可能性もあるので、購入するのであれば信頼できる店で買いたい。中国酒にもいろいろな種類があるが、紹興酒に代表される老酒(米の醸造酒)やマオタイ酒に代表される白酒(コーリャン、トウモロコシ、サツマイモなどの蒸留酒)などは、お酒を扱う店であればほぼ問題なく手に入る。ただし瓶蓋の蜜封がゆるいこともあるので、購入時には十分に注意したい。

    日本で若い女性に人気のある柱花陳酒、杏露酒、林檎酒、またヘビ酒やスッポン酒などは外国人の利用する店の方が品揃えが良いようだ。

    またヨーロッパのメーカーとの提携により中国国内でのワイン生産も増えており、市内各所で購入することができる。おいしいものを選びたいのであればワインの専門店や大手スーバーなどが催すワインフェアヘ足を運ぶのもいい。数ある中国製ブランドの中でも「長城」、「Dynasty」が有名。またシルクロ一ドのロマンを感じさせてくれる「西域葡萄酒」、「楼蘭葡萄酒」などの人気も高い。空港の免税店にもそれなりに品揃えがあるので、そちらを利用するのもよい。

  4. 中国雑貨
    中国の国内外を問わず女性の間で中国雑貨がブームとなり、北京でも王府井などを歩いていると中華風のアレンジをした小物を扱う店を見かけるようになった。

    中国は、日本の若い女性に買って帰るおみやげを探すのに悩むところといわれていたが、そんな問題も過去のものになりつつある。

  5. 印鑑
    日本人観光客の宿泊客が多いホテルには個人経営の印鑑屋が出張してきて店を開いていて、30分ほどで印鑑を作ってくれるところもある。おみやげならそれで十分かもしれないが、石から選んでしっかりしたものを作りたい場合には、数日から一週間程の時間はかかるが「瑠璃廠」にあるような本格的な印鑑屋で注文するとよい。

  6. 家具や骨董
    中国独特のアンティーク家具が日本でもブームになっている。ただしかなり目利きでないと「本物」を探すのは難しいかも。「アンチークもどき」で十分という声もあるので、欧米人向けのダウン誌などを丹念に探すと店が見つかることだろう。

    骨董品は「瑠璃廠」にある店などが代表的だが、「友諠商店」にも売り場がある。骨董品は海外への持ち出し制限があるので、自由市場などで得体の知れない商品を買うときは注意が必要だ。

  7. 漢方薬
    漢方薬はデパートでも街中の薬局でも扱っているが、薬ということもあり信頼できる店で買うようにしたい。老舗としては「北京同仁堂」が最も有名。薬局では、医師が漢方についての相談にも乗ってくれる。またデパートや大手スーパーなどに入った薬局でも購入することができる。

    中国で一般的に売られている漢方薬の中にワシントン条約に触れるものや日本で未認可の劇薬を使用しているものも散見されるので(これらは日本に持ち込むことはできない)、購入の際にはくれぐれも注意したい。

  8. シルク製品、藍染め製品、チャイナドレス
    シルク製品や藍染め製品も女性向けによく使われるお土産だろう。街じゅうの小さな店でも扱われているが品質に問題のあるものも多いので、大手デパートや専門店で購入した方が無難。専門店ではチャイナドレスのオーダーメードを受けるところも多い。

  9. 陶器(景徳鎮の焼きものなど)
    街中の雑貨店やスーパーでも購入できるが、よい物はやはり専門店で買うのが無難だろう。「国華瓷器商店」や「景徳鎮芸術瓷器」などが有名。また茶器であれば茶葉専門店などでも購入できる。


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