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中国茶道体験記(茶園小築の中国茶道講座)その5

本日のテーマは、いま旬の美味しいお茶『岩茶』

『茶園小築』での中国茶道講座も5回目。今回から玉乃ちゃんに 代わって、文文が取材です。皆様どうぞよろしくお願いします。文文デビューって事で、老師!!『大紅袍』いっちゃいましょうー。
 さてさて、名前だけは超有名だけどどんなお茶かしら?『大紅袍』分類青茶 ミン北ウーロン茶の代表「武夷岩茶」。武夷山の断崖絶壁で採取され、あまり日光にもさらされず気温の変化も少ないという特別の条件のもとで作られています。母樹から分かれた枝で栽培される為に生産量も限られ大変珍重される「お茶の王様」と呼ばれています。

 

 大紅袍には故事がいくつかあるそうです。では、その中の一つ・・昔々、中国の皇帝が武夷山に旅をしてた時にとてもいい香りが・・。「これは何の香りぞや?」と尋ねるとこの土地で取れるお茶でございます。との事。香りはいいし、飲んでみるとこれまた美味い!それを都に持ち帰って煎じていると、胃腸病で食欲のない皇太后が香りに誘われて自ら一口・二口。すると数日後にはウソのように病気が治ったって。そーいえば中国茶って昔は「薬」として飲用されていたって、文文も聞いたことあるよ。皇后は喜び「大紅袍」(大臣が着装する紅の衣)を茶樹にかけて樹を守るように命じたんだって。お・し・ま・い。

 

さていよいよ実技です。 今回は「紫砂壺」を用いてお茶を美味しくいれましょう。
1.紫砂壺にお湯を入れて温めます。
2.茶葉を入れます。 「岩茶」はのびやかな長い葉なので茶壷の半分くらい、たっぷりの量を入れます。

3.「洗茶」です。95度前後のこれまた、たっぷりのお湯を注ぎます。少々こぼれるくらいがベスト。この時「アク」を取り除く事。これが今日のポイント!! 急須の蓋を使って、湯をすり切るようにしてアクを取り除きます。   すばやく。すばやく。
4.そしてまた、すばやくすばやく「茶海(クリーマみたいなの)」に   急須のお茶を移します。裏技その@このように突っ込んじゃえば、全然手が熱くないのよ。           
5.今度は飲むお茶です。茶壷に95度前後のお湯を入れて蓋をします。   そして、裏技そのA。蓋の上からも少々お湯をかけて温めます。


そして、茶壷のお湯を茶海に移して濃度を均一にして「聞香杯」にそそぎわけましょう。   

文文のお味の感想
こりゃー美味い!香りが甘い香ばしい何とも言えぬ幸せな香りです。お味は、最初少々苦くって、あと甘い味がする。老師曰く、「岩茶」特有の「岩韻」があるそう。武夷岩茶を飲んだ後の残り香の事だって。なんとみ・や・び。こりゃーはまりそうです。 主な効能は、提神(すっきり)・油を落とす・消化を助ける・酔いを覚ます が代表的だそうです。(ウーロン茶の効用)   
<文文が見つけたかわいい紫砂壺 > <手描の牡丹聞香杯と飲杯のセット>

 

お茶教室:茶園小築(虹橋路1778号A05、古北花市場内、虹古歩行街の花市場ではありません。)

プロフィール:李「女那」(女偏に那)さんが経営する雅なお茶のお店。李さんは日本と中国を飛び回って中国茶の普及に努めている。日本でも各地デパートで展示会などを開催。        電話 62629066

    

 


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