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玉乃の中国茶道体験記(茶園小築の中国茶道講座)その4

本日のテーマは「お茶のいただき方」

「茶園小築」での中国茶道初級講座。本日はちょっと趣向を変えて「お茶のいただき方」。考えてみたら、私ってばお茶の淹れかたばかり勉強しているけれど、いただき方をしらなかったんだわ。まずはいただき方、そして淹れかたでしょう、と急に思い立ち今日は特別講義です。
 中国茶のいただき方は日本のお抹茶いただくよりもずっと簡単。ただ香りを楽しむことをわすれないことですね。それから聞香杯を湯のみとおもってぐっと口をつけて飲まないこと。これは薫るためのものですからね。このポイントに気をつければ後は実に覚えやすいです。

 

茶器にはいろいろな種類がありますが、どのお茶をいただくにもこのセットがあれば使えます。第一回でご紹介しましたが左が飲杯で右が聞香杯です。下に茶たくがあってこれで一人分ですね。

 

1.まず、「請用茶」とお茶を差し出されたときこのようになっています。

2.この「聞香杯」を「飲杯」のふちにそうようにまわしながらすこしずつ隙間をあけて中に入っているお茶を「飲杯」に移します。(いきなり持ち上げると空気がぼこぼこっとはいって中のお茶がこぼれたりして優雅ではない)。

3.そうするとこのようになりますね。「聞香杯」を薫ってみましょう。本当に良い香りがします(お茶によりますが)。やはりお茶がつがれた湯のみに鼻を近づけて薫るよりもずっとそのものの香りがわかります。これほんと。

4.次にお茶をいただきます。片手で「飲杯」をもって飲みます。あいたほうの手で下を支えたり、ということはしません。片方の手で飲みます。このときの注意点は指を飲み口のところに置かないこと。自分の指には気づかないうちにさまざまなものの香りがうつっているので微妙な中国茶の香りを損なってしまいます。


5.そして二せん目。このように聞香杯に注がれます。いきなり飲んじゃだめですよ。今度は自分で飲杯で蓋をします。
6.これを「ほっ」とひっくり返します。(本当に「ほっ」と言ってはいけませんよ。そういう勢いで、という意味です)。あとは一せん目同様に飲みます。
というのがお茶のいただき方。簡単ですが、やってみると本当に香りと味を味わうのに良いです。ちょっと面倒ですがトライしてみることをお勧めします。

 

<オブジェにもなる中国茶器>
中国家具と組み合わせてちょっとした置物になります。

 

お茶教室:茶園小築(虹橋路1778号A05、古北花市場内、虹古歩行街の花市場ではありません。)

プロフィール:李「女那」(女偏に那)さんが経営する雅なお茶のお店。李さんは日本と中国を飛び回って中国茶の普及に努めている。日本でも各地デパートで展示会などを開催。        電話 62629066

    

 

10月からは「茶園小築」のお茶を「上海エクスプローラー」でネット販売する予定です。お楽しみに。 

 



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