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2003年12月30日
■洋館の物件が上海で人気■
 今年2003年は全般に高級中古物件が値下がりした年であるが、そんな中でも市内にある古い洋館や、歴史的にも名高いアパートなどが投資対象としての人気を集めている。史丹福老洋房租Xiaoセンターの扱っている洋館の物件のうち、2003年の洋館一戸建ての価格帯は1平米あたり2.5ー5万元、また旧式のアパートの場合でも1万から1.6万元の間となっており、2002年と比較しても30%以上の伸びになっている。といってもこれらの物件を購入する人の70%以上は投資目的に購入する人で、住居として使おうと思っている人は30%も満たない。またこれら洋館の賃貸価格は1ヶ月につき2000-6500米ドルとなっている。ただ、現在市場は加熱気味で、専門家はこれら洋館も来年2004年には下落するという観測が一般的だ。 
2003年12月30日
■上海でも少なくない未婚、未成年の出産■
 最近、上海浦東でマンションから未成年の母親が生んだ新生児が落ちる事件があったが、上海では未成年者による出産の問題が社会問題にもなりつつある。特に子供たちの性教育に関しての遅れなど、性に関する知識の不足と最近の急速な社会発展・開放との関係が無視できない。特に性に関する話題をタブーとする風潮がまだまだ根強く、上海の教育機関でも性教育に力を入れ始めている。さらに病院では中絶にやって来る人が少なくない。上海市生殖健康技術指導センターによると現在の上海の制度下では妊娠4ヶ月未満では、身分証明書を提示しなくても各病院で人工流産が行われる。妊娠4-6ヶ月では上海市生殖健康技術指導センターで人工流産が行われるが、この時は身分証明書の提示が必要。さらに6ヶ月以上になると、未成年者は父母の同意とサインが必要になる。 
2003年12月30日
■★つきタクシーを利用してますか?■
 上海では運転手のランキングによって★がつけられていて、3★以上の運転のタクシーのバックミラーに小さな標識がつけられている。上海市出租車管理処によると、現在上海のタクシードライバーの数は102209人で女性ドライバーは4328人、全体の4.06%ほどだ。そのうち最上級の5★の資格を持っているのが112人でまだまだ数は少ない。やはり圧倒的に★なしのドライバーがおおく、37409人で全体の35.11%を占める。実は★の数が増えるほど、試験の科目が増えてきて運転手にとっては頭がいたい。その中には、心理学・英語・ガイドなどに関する科目や、今までの奨励などの実績などが加算される。さらに5★になると、上海の知識だけでなく、中国全国の旅行に関する常識も試験に出題される。もちろん5★の運転手には毎月1000元の奨励金が支給されるほか、待遇もよい。しかし、この★の資格も終身制ではなく、2年に1度審査を受けなくてはならないことになっている。3★以上のタクシーなら屋根のタクシーの標識灯が赤色なので、識別しやすい。 
2003年12月30日
■蘇州にも電車が、軌道交通の工事開始■
 蘇州は史跡も多く残っており、上海のように取り壊して道路を作るというわけにはいかない。一方でマイカーが増え、渋滞が深刻化している。そこで蘇州でもいよいよ軌道交通の工事が始まる。2003年12月28日よりまず1号線の蘇州工業園区金鶏湖東から4.2キロの区間で工事が始まる。全長は26.1キロで、23の駅が設置される。西へ敷設され、終点は天平山で、市政府のある地区や、石路商業区、蘇州大学など蘇州の重要な地区を経由する。今回の1号線沿線にはもっとも近いところで80mの距離で怡園の庭園がある以外は、基本的に史跡にはぶつからないようになっている。1996年に計画が始まってから7年の歳月をかけてようやく実現した蘇州の軌道交通計画、次は上海など周辺都市とも結ぶ計画もある。この日は南京でも地下鉄2号線の工事が始まった。こちらの全長は21.63キロ。 
2003年12月30日
■室内の空気が汚染されていたら不合格、住宅■
 最近上海でも劣悪な接着剤を塗料を使うことにより、シックハウスの問題がクローズアップされている。新居に住んですぐにアレルギー反応などを起こす人も少なくない。そこで上海市質量監督局では、上海市の住宅内装に関する検査の新しい基準を策定し、2004年3月15日より施行される。今回の新しい規定では、内装がすんだ住宅の空気汚染の問題が初めて取り入れられた。その中にはベンゼンの濃度、揮発性有機化合物の濃度など細かく決められている。これら一連の基準をクリアしなければ、消費者に引渡しできない。 
2003年12月30日
■来年春、上海ー北京鉄道が2時間短縮■
 2004年4月18日に中国の鉄道でダイヤ改正が行われ、中国全国的にスピードアップされる。今回の改正で時速160キロ以上の速度で走る列車、および走行区間が増加し、6400キロの範囲で時速160キロ運転が実現した。その結果、北京ー上海では2時間短縮されて12時間で結ばれるようになる。さらに貨物列車も時速120キロで運転できるコンテナや冷蔵車を増やし、北京、上海、広東などの大都市のネットワークを充実させる。 
2003年12月29日
■市場の黒色のビニール袋には注意■
 自由市場などで使われている生地の厚い黒色のビニール袋は発癌性の疑いのある劣悪な材料を使っているため、専門家が消費者に注意を呼びかけている。これら袋に使われているビニールの原料は、ほとんどが再生品。ところが再生される前に、農薬や化学肥料など人体に有害な物質の梱包などに使われていた可能性も十分に考えられ、簡単な洗浄では洗い落とせない。さらにこれらを原料にしたビーニール袋に食品を入れた場合に人体に与える影響は未知数だ。やはりできる限り出所不明のビニール袋は使わないほうが賢明だ。
2003年12月29日
■上海多倫路現代美術館がOPEN■
 2003年12月28日に文化街として名高い上海の多倫路に上海多倫路現代美術館が開館した。中国では、初めての政府のバックアップによる現代美術館。面積は4800平方メートル、1階から3階までが展示場で、4階には学術報告などができるホールが設置されている。5階には中国で著名な芸術家たちが仕事のできる部屋を確保している。6階、7階には芸術家サロンも作られた。さらに中央美術院の拠点としても学生たちに提供されるほか、世界各国の美術館とも合作できるような体制を整えていく。
2003年12月29日
■新年カウントダウンにともなう交通規制■
 2004年新年カウントダウンが、上海市旅遊委と盧湾区政府主催に新天地太平橋緑地および淮海路93号の上海時代広場で行われる。このため2003年12月31日の夜8時から2004年1月1日深夜0時30まで新天地付近の道路、および淮海路の東側の一部などで交通規制が行われるので注意が必要。 
2003年12月28日
■地下鉄1号線、来年度10月にも北部への延長開通■
 M1線、こと地下鉄1号線では上海駅北側への延長工事が完成するにともなって、ダイヤの変更と車輌の増結を行う。現在1日58万人から60万人の利用者がある地下鉄1号線はすでに設計の許容混雑を超えており、現在の最高3分間隔の運転を縮めることはできない状態になっている。そこで、まず現在の6両編成から2両増結して8両編成とし、さらに延長線が来年10月に開通するにともなって、区間運転を始めることにより、車輌不足に対応する。この結果、北部延長部の運転間隔は7−9分前後、現在の路線のラッシュ時の運転間隔3分は維持される。 
2003年12月28日
■上海に上水道展示館OPEN■
 1883年に上海楊樹浦に中国ではじめての浄水場が完成して以来、上海人は120年にわたって水道水を使ってきている。今回、この120年目を記念して英国式建築の上海楊樹浦水廠の敷地内に「上海今供水展示館」が12月23日にOPENしている。展示館内では上海の水資源、歴史、これからの上水道計画など写真や模型、実物などを展示して、上海の上水道の歴史がひと目でわかるようになっている。 
2003年12月28日
■一部タクシーでクレジットカードが使用可能に■
 12月19日より、一部タクシーでクレジットカード、キャッシュカードが使用可能になっている。タクシーに取り付けられている端末は海外でも使用可能な国際カードや国内カードを支持している。装置が取り付けられているのは大衆タクシーの110台タクシーと、大衆巴士の20台のバスなど。車内に取り付けられているPOS機にカードを読み込ませてサインをすれば支払いができる。大衆タクシーではさらに春節前に50台のベンツタイプのタクシーを導入づる。 
2003年12月28日
■上海SMT(リニア)の運行状況■
 12月29日より上海SMT(磁浮列車)は毎日運転されることになるが、上海磁浮交通発展有限公司では春節休みまでの運行状況を発表した。それによると、休日および祭日に関しては午前、午後ともに運転されるものの、平日に関しては午前のみの運転となる。平日に関しては龍陽路発の運転時間は8:32から12:32、浦東国際空港発は8:30から12:30まで。休日祭日に関しては龍陽路発は17:30まで、浦東国際空港発は17:32まで延長される。運転間隔は約20分、チケットはエコノミーで片道75元、貴賓チケットで片道150元となっている。 
2003年12月28日
■週間天気予報■
 先週は郊外では零下3℃、徐家匯でも0℃を記録するなど、寒い日が多かったが天気は比較的安定している。来週は高気圧の影響下にあるために、天気は安定して晴れの日がほとんどの見込み。週末にかけては低気圧の影響をうけるものの、雨はなさそう。平均気温は6℃、最低気温は寒いときで0℃の見込み。 
2003年12月28日
■上海で一部はしか患者の症例■
 流動人口の多い上海で最近、地方から来た子供を中心にはしかの患者の症例が見られることが上海市疾病コントロールセンターの調査でわかった。上海市に住んでいる住民は接種率が98%以上といわれているはしかワクチンの予防接種も、地方からやってくる人たちでは接種率が70%に満たない場合も。そこで地方から来た人を中心にはしかワクチンの予防接種強化キャンペーンを行い、来年1月にも各地区で予防接種を実施する。 
2003年12月28日
■中国、男性の脱毛低年齢化の傾向■
 中国の大手ポータルサイト網易、捜狐、新浪がインターネットで行った2002年から2003年の1年間に1万人を対象にしたアンケートの結果、脱毛が低年齢化している傾向があることが分かった。25歳の段階で60%、30歳では83.9%の男性が脱毛に見られ、さらには学生の段階でもすでに脱毛が始まっている人が少なくない。80−90%は遺伝と関係があるといわれている一方で、最近は親の脱毛が始まった時期よりも早く脱毛が始まる子供のケースが多い。ストレスや不規則な生活、とくに飲食の不注意などがさらに脱毛に拍車をかけている。 
2003年12月25日
■人、人、人の上海のクリスマス■
 12月24日のクリスマスイブ、上海では街に繰り出した市民でごった返した。筆者の記憶では数年前までクリスマスで上海が盛り上がるようなことはそうなかった。でも最近は商業化の波も著しい。たとえば携帯電話のショートメッセージ、中国聯通によると23日からショートメッセージの量はは20%増加、さらに夜になるといつもの4−5倍にまで増え、一時発信ができなくなった。その他、タクシーを拾うのも困難に。とくに夕方5:00ごろではほとんど空車が見当たらなかった。夜になると今度は帰る人を中心に深夜12時から2時の時間帯にピークを迎えた。今年特に人気があったのは、ホテルのデイナー。料理はもちろんのこと、数万元もするようなホテル宿泊券などの懸賞プレゼントも用意されていて、人々の人気を集めた。
2003年12月25日
■野菜の残留農薬の問題あり■
 上海市衛生監督所では今年に入って3回目の野菜の残留農薬に関する検査を行った。5月に行われた1回目の検査では、合格率は94.1%、8月では88.2%、11月では97.2%の合格率で状況は改善しているということだが、それでも一部の野菜では中国の規定量を超える残留農薬がいまだに検出されている。上海市衛生監督所では、農薬による中毒を防ぐためにも野菜の生食はなるべく控え、また調理する前にも2時間は流水につけて置くように呼びかけている。 
2003年12月25日
■明珠線(軌道交通3号線)で一部区間短縮運転■
 上海南駅の工事に伴って、明珠線の運転区間が1キロほど短縮される。2004年1月1日より、現在の終点駅上海南駅の工事に伴い、始発駅は一つ手前の石龍路駅に変更される。変更される期間は約2年間。石龍路駅の始発列車は5:30、終電は20:42、江湾鎮駅の始発は6:23、終電は21:30になる。 
2003年12月25日
■デイーゼル車、一部軽油が販売制限に■
 上海ではデイーゼル車に使う軽油の不足の問題がまだ解決していない。12月に入って一部ガソリンスタンドでの軽油の供給に1台あたり最大30?までの制限がかけられている。中石化上海分公司によれば今回制限がかけられている軽油は「負10号」とよばれる種類の軽油で、大型車(トラックやコンテナ車)1台当たり100元、約30?までしか給油ができない。小型車(IVECOなど)に関しては、さらに50元、約15?までの制限が加えられている。軽油自体の値段も値上がりしており、1?3.08元から1?3.25元に値段が上がっている。 
2003年12月25日
■上海で家電更新のピーク■
 上海での冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの家電の更新ピークがまもなくやってくる。これら家電の多くは1985年に生産のピークを迎えており、10−15年経った今日がちょうど更新の時期になるいというわけだ。上海市容環衛局の廃棄物管理処によると、上海にはまだこれら家電をリサイクルして処理する工場はなく、さらに年に10万トンにのぼるといわれるこれら廃棄物の処理に関してはまだ手付かずの状態だった。これに対して、すでに日本・カナダなどの企業が処理工場への進出に興味を示しており、具体的な合作方法について協議中ということだ。現在これらの廃棄物の多くは、中古品として農村などにも出回って再利用されている。 
2003年12月25日
■SONY、中国でのPS2の発売延期■
 12月20日に上海、北京など中国の5大都市で発売予定になっていたSONYのPlayStation2だが、12月19日に発売延期がHP上で発表された。原因は「環境不適合」ということらしい。この環境不適合の理由に関して、さまざまな憶測が飛んでいる。すでに中国の市場に出回っている海賊版ソフトの問題や、PS2の展示場がまだ完成していない、生産量が追いつかないなどなど言われているが、真相は謎だ。 
2003年12月25日
■上海人の平均寿命中国一に■
 最近発表された統計数値によると、上海市民の男女合わせて平均寿命は79歳、とくに女性に関しては81歳を超えているということが上海市衛生局により発表された。1990年の平均は75歳であることから比較すると、4歳以上伸びたことになる。上海市は中国の中でも社会保障制度が比較的充実しており、伝染病の発病率も全国最低であることから、今後平均寿命がさらに延びそうだ。
2003年12月22日
■心配される子供の食生活の乱れ■
 上海体育科学研究所と上海市青少年健康体質と評価センターの最新の調査結果によると、中学生の段階ですでに2割の生徒の身長の伸びが停止状態にある可能性があると結論付けている。さらに早熟の子供、肥満の子供も増加傾向にあるとしている。その大きな原因として、食生活の乱れが以前から指摘されている。たとえばハンバーガーなどのファーストフードの食べすぎや、高脂肪、高カロリー食品の摂取のしすぎ、最近では成長ホルモンなどをつかって異常に大きくなった果物、野菜などを摂取することにより身体のホルモンバランスを崩してしまうような可能性もあるという。その背景には親の子供の栄養などに関する知識の不足が大きく影響を与えているとしている。 
2003年12月22日
■上海でも司法試験の合格発表■
 12月20日には上海市司法局で上海市で実施された司法試験の合格率が発表された。今年上海市で司法試験に参加した受験者は8126人でそのうち合格者は1350人。合格率は去年のより4.1%上昇して16.6%になっている。弁護士や裁判官になるための中国の司法試験もここ数年難化傾向にあるといわれている。合格者は法律職業資格証書が発行される。 
2003年12月22日
■ホテルの★ランク、新たに制定へ■
 現在中国ではホテルの★ランク制度の改定を行っており、来年には上海地区でのホテルの★ランキングにも変化が出そうだ。今回の改訂では、★ランク認定のための中低クラスのホテルのハード面に関する規定を緩和する一方で、高級ホテルにはさらに基準を設けるというもの。5★以上のホテルに関しては「白金五星」とし、500人以上の宴会場や、客室面積は36平方メートル以上などの基準が設けられる。最近一部のホテルでは「6星ホテル」や「超五星ホテル」などのさまざまな呼び方が出てきており混乱していた。 
2003年12月22日
■一部不動産、5年以内転売禁止の方向へ■
 最近の上海の不動産市場で、住宅を購入後にすぐに転売にかける投資目的の購入者が少なくない。一方で都市の再開発により、立ち退きを余儀なくされた市民の住宅難の問題も深刻化している。毎年9万戸近くが立ち退きしている上海では、比較的安価な住宅の供給も必要だ。そこで今後新築住宅の中でも「重大工程配套商品房」に関しては購入後5年間は転売禁止の処置をとることになった。住宅取得時に発行される産権証に「重大工程配套商品房」の印章がある場合は、今後5年以内は転売禁止になる。現在、この方案は政府の批准を受けており、まもなく実施される見込みだ。上海市で今年1月から11月に施工された住宅の総面積は7350.8万平方メートル、前年比17.4%の増加になっている。   
2003年12月22日
■冬至を迎え、気温はやや上昇■
 寒かった上海も週明けから気温が徐々に上昇してきた。上海市中心気象台によると、寒気が若干弱まるため、最低気温は1℃程度にまで上がる見込みだ。また天気は晴れ中心の安定した状態が続きそう。ただ、ここ数日雨がないため、空気が非常に乾燥している。火の取り扱いには十分気をつけるとともに、水分の補給も忘れずに。例年上海地区で冷えるのは1月上旬から中旬なので、これからの寒さにも気をつけたい。 
2003年12月22日
■上海SMT(リニア)元旦から正式営業開始■
 2004年1月1日より上海磁浮列車(上海SMT)が正式営業運転を開始する。現在週末を中心に運転されているのが、今後は毎日運行されるようになり、空港から上海市中心部までのアクセスが格段に便利になる。総投資額100億人民元のこのSMTの区間は浦東国際空港から龍陽路駅までの30キロで最高時速は430キロ。今年9月に試運転が開始されてから、すでにのべ50万人が利用している。運賃は団体で100人以上なら片道66元、 一般乗客は片道75元、往復150元になっている。
2003年12月19日
■2005年、主要道路の路線バスは全部空調車へ■
 1995年から上海市内の路線バスには順次エアコン車が導入されているが、万博も控え2005年までに主要幹線道路の路線バスはすべてエアコン車に変わる見込みだ。現在、淮海路では基本的にエアコン車化が行われている。また100%エアコン車を導入している路線以外では多くても3分の2までがエアコン車という規定になっている。ただ夏場はエアコン車が欲しいという利用者も冬になると、エアコン車が多すぎるというクレームも。市民によっては収入が低いため、エアコン車のバス代(2元)が高すぎるという声もあがっているのも確かだ。月収600元ほどだと、毎月の交通費50元は大きなウエイトを占める。収入の格差が大きくなっている上海では、公共サービスをすべての市民に満足してもらうのは難しい。 
2003年12月19日
■上海でもSARS対策徹底へ■
 春節が近づき、人々が移動するシーズンになるため、関係部門では更なる対策を徹底することになっている。上海鉄路局では大きい駅では赤外線による体温測定を引き続き行い、さらに赤外線により警告がなった乗客に関しては、体温測定を個別に行う。体温が37.5℃以上で、咳・呼吸困難などの症状がある人、もしくは体温が38℃以上ある人に関しては乗車拒否され指定病院に搬送される。上海市内では伝染病医院、肺科病院、復旦大学付属児科病院がSARSの指定病院になっているほか、54箇所に発熱隔離施設、150箇所に発熱専用外来が設置されている。 
2003年12月19日
■週末、また冷えます。郊外では氷点下4℃の予想も■
 今週は非常に寒い1週間だった。上海市中心気象台の予想では、寒気団がさらに南下する影響でこの週末にかけて、気温がさらに下がる見込みだ。とくに北向きの風が強く吹き、市内でも最低気温は氷点下2℃前後、郊外ではさらに下がって氷点下4-5℃の見込み。最高気温も上がらず5℃程度。天気は安定して太陽がのぞく晴れの見込み。 
2003年12月19日
■上海の一部学校で水疱瘡が流行■
 上海の一部メデイアで上海市内東北部の一部の小中一貫学校で水疱瘡が流行していることが報道されている。当該学校では19人が水疱瘡と診断され、28人が登校禁止になっている。寄宿舎制度になっているこの学校では、大きな行事を中止し、トイレや教室、宿舎の消毒を行っている。市内の小児科総合病院でも小中学生を中心に水疱瘡の患者が増えているとのこと。上海市疾病コントロールセンターの話によれば、水疱瘡は呼吸器を通じて伝染し、この時期に発生しやすい。部屋の換気と手洗いには十分に気をつけたい。
2003年12月19日
■長江デルタ地帯、電力不足深刻■
 順調に経済が成長してきている長江デルタ地帯の上海、江蘇省、浙江省のほか、広東省や石炭が産出される江西省まで電力が不足しており、経済に与える影響が懸念されている。上海でも経済の発展にともなって、電力量が10%を超える勢いで増加してきている。17日に上海市政府の記者会見で、上海市が抱える200万キロワットの電力不足は、外の省からの援助で回避される見込みだが、江蘇省では365万キロワットをはじめとして浙江省でも急激な電力需要の増加に発電量が追いつかない状況になっている。とくに江蘇省では電力を必要とする鉄鋼業停電により操業停止に追い込まれた場合は、1万キロワットにつき1万元の補償をする政策の検討に入った。上海鉄路局ではさらに、発電用石炭の供給を強化し、石炭の安定供給に全力を尽くす。 
2003年12月19日
■春節、上海では500万人が鉄道を利用の予想■
 春節の休みをあと1ヶ月に控え、各交通機関では対策に乗り出している。上海鉄路局では「2004年1月7日から2月15日までが春節による特別ダイヤが組まれることになる。期間中、上海地区では500万人近くが鉄道を利用する見込み。上海から安徽省、江西省、四川省などに向かう帰省ラッシュは1月15日から20日、またUターンラッシュは1月26日から2月4日と2月6日から2月9日までの2回が予想されている。1日の利用者数は最高のべ70万人になる見込み。今年は平常時の210本の列車のほかに臨時列車が128本運転される予定。
2003年12月17日
■北京の学校で一部集団発熱、上海では見られず■
 今年の冬はSARS後初めての冬とあって、上海市疾病予防コントロールセンターでは様々な対策を打ち出している。現在、北京では一部の学校で集団発熱が発生しているが、いまのところ上海ではこの影響は見られていないと発表されている。該センターの発表によれば、上海市内の小中学校に関して、とくにインフルエンザなどの流行は見られていないという。現在学校の保健室には赤外線の体温測定器や紫外線消毒灯などの設置が義務付けられているほか、マスクと体温計は全校生徒の20%の量を確保し、校門には非接触式の蛇口の手洗いの設置、各クラス最低2つの蛇口の割合で手洗い場の設置などが規定されている。 
2003年12月17日
■上海環球金融中心、来年春にも地下部工事開始に■
 中国第一、世界第2位の高さを誇る上海環球金融中心の建設工事が来年春から動きだす。1997年に工事開始のはずだったが、1998年にアジアの金融危機の関係で一時中断され、今年2月に工事再開の式典が開かれた。このビルは日本の森ビル株式会社が出資している子会社森海外株式会社など36の企業と日本海外経済協力基金との投資による。総投資額は750億円以上といわれ、ビルの高さは460m、地下3階地上94階であったが、最近101階、高さ492mになるが、最近台湾で建てられた「台北101」ビルの高さ508メートル、101階建てにはわずかに及ばない。今回、基礎部分の建設にあたっては、浙江省の民間企業が工事にあたることが決まった。 
2003年12月17日
■浦東国際空港でも日本の携帯をレンタル可能■
 浦東国際空港では、日本向けの旅行者に対して日本で使える携帯電話のレンタルサービスを行っている。今年10月から始まったこのサービスでは、まず800元のデポジットを払い、携帯電話や充電器を受け取る。レンタル料は4日以内なら200元、その後4日ごとに100元加算される仕組みだ。最近、海外に出かける中国人ビジネスマンも増加し、まずまずの人気のようだ。 
2003年12月17日
■火鍋の衛生管理、まだまだ■
 最近、めっきり寒くなり、火鍋を食べる人も多いはず。15日に上海市衛生監督所が市内の417箇所の火鍋店を検査した結果を発表した。その結果、衛生基準を満たしていない食品約217.5トンが没収さた。衛生面ではまだまだ気がかりな点が残る。417店の火鍋店のうち、肉類の検疫証明が出せなかった店が38店、従業員の健康証明書を提出できなかったのが33店にものぼる。さらに、賞味期限をこえた食品を出したりしている悪質な店もあり、58店に関しては違法行為があるとして摘発されている。なるべく小さい店で、値段が極端に安い火鍋店には行かないようにしたいところだ。 
2003年12月17日
■上海、地下鉄の乞食対策に乗り出す■
 12月15日午後より軌道交通行政執行部門と公安が共同で上海市内の地下鉄で物乞いをしている人や、車内で新聞など物品の販売をしている人の集中的な取締りを行っている。以前より、取締りを行っており、11月までにすでにのべ4000人がつかまり、あわせて3万元の罰金、没収された新聞は4万紙に及ぶ。普段は障害をもった人が多いが、子供が休みになる夏休み、冬休みになると、休みになった子供をつれてきて、地方からやってくる物乞いもいる。さらに健常者が盲人の手を引っ張って物乞いに来る場合も。以前つかまった乞食の中には8時から午後2時までの間に、130元も「収入」を得た物乞いもいる。
2003年12月15日
■徐家匯路下の立体交差が完成■
 南北高架道路と徐家匯路・重慶路の交差部分は、上海市内でも有数の交通渋滞箇所で、地下トンネルを掘って立体交差を行う工事がこのほど完成した。13日午前より一般車の通行が可能になっている。この結果、徐家匯路を東西に抜ける場合は、信号の制限を受けないほか、重慶路も南北に抜ける時間が短縮される。 
2003年12月15日
■非居住者用の電気代、値上げに■
 12月15日よりダム建設資金、電気の供給量の増加のために、上海市で一部電気代が値上げされる。今回値上げされる電気代は、住民と農業生産用以外の用途の電気代で、約2.5%から5%値上げされる。電気の不足が大きくクローズアップされており、200万キロワットの電気の不足が言われているが、今年は街のライトアップに関しては例年通り行うこととし、節電はしないとのこと。 
2003年12月15日
■心配される大学宿舎の防火管理■
 上海市教委では、緊急通知を出し、大学宿舎の防火管理を徹底するように呼びかけている。とくに中国人学生の住んでいる寮は、一部屋あたり4人前後のところが多く、さらに防災知識の不足により、思わぬパニックになる心配もある。数年前上海で地震があったときに、怖さのあまり窓から飛び出した学生もいたぐらいだ。今年に入って、大学で発生した火災は9件でそのうち4件が宿舎に関するもの。暖房などが設置されていない宿舎では、学生各自が電気ストーブなどを持ち込み、夜消灯になったあとに気がつかず布団などがストーブに被さって、翌朝電気がきたときに火事になったケースもある。 
2003年12月15日
■今週のお天気■
 寒気団の影響で、ここ数日の上海はかなり冷えている。郊外では12月13日に最低気温−1.1℃を記録するなど、軒並み0℃前後の最低気温になっている。徐家匯でも最低気温は1℃前後。上海中心気象台によると、今週も、基本的に晴れの日が多い天気だが、放射冷却現象により気温は下がり、最低気温は0℃前後、平均気温は6℃前後を予想している。雨はほとんどない見込み。
2003年12月15日
■中国、抗生物質の乱用で8万人が死亡■
 中国は世界でも抗生物質を良く使う国の一つで、また庶民も高い薬ほど効果があると信じるなど、誤った薬の知識が副作用を生んでいる。現在中国では毎年約20万人が薬の副作用で命を落としているが、そのうち40%が抗生物質の乱用によるものとされている。その中には、偽物の薬であったり、品質が良くない薬であったりするケースも含まれている。2003年も抗生物質による副作用の報告が248例報告されており、とくに10歳以下の子供と50歳以上の老人が6割以上を占めている。
2003年12月15日
■目立つ住宅の電力無駄遣い■
 2001年に中国政府が住宅の省エネルギー設計の基準を設定したものの、まだまだ上海市内でこの基準に達している住宅はわずか5%。ほとんどの一般住宅が断熱材などをもたないため、エネルギーの効率はよくない。もしこの基準で建物が建設されると、20億度数の消費量、すなわち少なくとも30万キロワットの発電所が1年稼動する電気の量を節約することができるとされている。 
2003年12月15日
■中国、石油の輸入依存増える傾向■
 中国も経済の発展に伴って、石油の輸入が増えてきている。中国はある程度の石油は採掘されるが、人一人当たりの石油資源はかなり不足している。2002年には、中国の石油の輸入依存率は31%で、これは今後さらに増加すると見られており、2007年には50%を超える見込みだ。中国交通部によれば、2005年の石油の輸入量は1億トンを突破、2010年には1.5億トン、2020年には2.5トンから3トンになると予想されている。中国が世界第2の石油消費国、第3の石油輸入国になるのも時間の問題と見られている。 
2003年12月12日
■週末冷えます。最低気温1℃■
 上海市中心気象台によると。寒気団が南下してきた影響で、この週末はかなり冷える見込み。最低気温は1℃の予想が出ている。今週は前半は比較的暖かかったが、雨が降った後、気温は下がり12日金曜日の最気温は3℃の肌寒い1日だった。天気は晴れ中心の比較的安定した天気だが、郊外では薄氷もはるところもある見込み。最高気温は8−9℃ほど。寒さ対策は入念に。 
2003年12月12日
■少なくない美容整形のトラブル■
 新華社通信によると、中国で美容院や美容整形などの分野で、衛生管理部門の許可を得ずに営業しているところが少なくなく、トラブルが少なくない。中国消費者協会の発表によると、過去十年間で20万件に及ぶトラブルの報告があるという。一部美容院ではコストを下げるために衛生関係部門の許可を得てない自家製の化粧品や薬品を用いたり、さらには十分に器材の消毒を行わず、ひどい場合には感染症の懸念もある。とくに一部の店では消毒の過程ですら規定のやり方で行わず問題が少なくない。 
2003年12月12日
■異臭のするダウンジャケットには注意■
 寒くなってきて、上海の街角をみているとダウンジャケットを着ているひとが増えてきた。また、店でもダウンジャケットの販売が盛んになってきた。ところが在庫処分などを理由に、格安でダウンジャケットを販売している店の中に、ときどき新品なのに異臭のするダウンジャケットがある。実は、一部ダウンジャケットに使われるダウンのなかに、様々な細菌が混じっており、それが原因でアレルギーや喘息、皮膚のかゆみ、下痢などの症状が出る場合がある。とくに服飾市場などで売られている商品は要注意だ。最近のダウンジャケットの販売では、中国の国家基準が定められており、細菌などの微生物の数が規定を超えた場合は、販売できないことになっている。しかし安いものには安いものなりの理由があるようだ。 
2003年12月12日
■タクシーで交通ICカードが使えなければ?■
 市民の間ですっかり普及している上海公共交通ICカードは、おつりなどの心配をしなくてもよいことから、かなり便利だ。また偽札を受け取る心配もなくなる。ところが、最近一部のタクシーなどで、ICカードの機器が故障したという理由で、カードが使えないという場合がある。じつは「上海市公共汽車和電車乗坐規則」より、もしタクシーなどでICカードを読み取る機械が故障していたり、スイッチを入れていなかった場合は、乗客は支払いを拒否できることになっている。なお交通カードを使ってタクシーに乗る場合、あらかじめ交通カードを使うことを運転手に知らせておこう。メーターを戻してからでは、カードでの支払いができなくなるからだ。
2003年12月12日
■電動自転車が好調■
 中国の道路交通安全法により、電動自転車が自転車に分類されたのをうけて、電動自転車の売り上げが伸びている。とくに上海では原付自転車のナンバープレートの規制が強いため、市民の間では電動自転車がうけている。中国国内ではすでに700あまりの工場が生産しており、年間の生産量は、今年だけですでに250万台を突破している。そのなかでも上海では、今年8月だけで販売台数が3.2万台を記録し、保有台数は中国の主要都市のなかでも1位を占めている。
2003年12月12日
■上海ー日本を結ぶ客船航路の港が移っています■
 12月4日より、上海と日本を結ぶ客船「蘇州号」と「鑑真号」の上海での乗船場所が、北バンド地区の再開発事業により変更されている。もともと太平1号にある外虹橋埠頭にある国際客運中心から船が出ていたが、すでに取り壊し作業が始まっており、新しい埠頭の住所は楊樹浦路100号の匯山埠頭。太平1号の国際客運中心が完成するのは2006年で、それまでは、匯山埠頭が使われることになる。
2003年12月12日
■上海ー日本を結ぶ客船航路の港が移っています■
 12月4日より、上海と日本を結ぶ客船「蘇州号」と「鑑真号」の上海での乗船場所が、北バンド地区の再開発事業により変更されている。もともと太平1号にある外虹橋埠頭にある国際客運中心から船が出ていたが、すでに取り壊し作業が始まっており、新しい埠頭の住所は楊樹浦路100号の匯山埠頭。太平1号の国際客運中心が完成するのは2006年で、それまでは、匯山埠頭が使われることになる。
2003年12月9日
■杭州湾大橋、建設開始■
 12月8日より、寧波と杭州を結ぶ工事が始まった。この大橋は全長が36キロで2008年に完成予定。完成すると、世界一の海をまたぐ大橋になる。上下あわせて6車線で最高時速は100キロで設計されている。総投資額は118億元。今まで、上海から寧波へ出るには、杭州湾をぐるっとまわっていたが、この大橋ができると約120キロ短縮されることになる。 
2003年12月9日
■海外への密入国、厦門高崎国際空港が突出■
 新華社通信によると、今年2003年の前半9ヶ月間で、全国の主要な空港のなかでも、厦門高崎国際空港から海外へ密入国する中国人が突出し、すでに249人が逮捕された。前年比34.5%の増加になっている。とくに「蛇頭」などによる3人以上のグループによる組織的なものが多く、全体の4分の1を占めている。最近、厦門と東京、厦門とソウルを結ぶ直行便が設定され、日本・韓国へ渡ってから、他の国へ密入国するケースが増えているとして、当局はこの路線をとくに注意している。最近では、香港・シンガポール便に関しても、注意が払われているようだ。これら密入国する人の特徴として、小学・中学卒業の学歴が比較的低い人が90%以上を占め、出稼ぎをもくろんでいるほかに、中国国内で負債を抱え、海外へ逃亡をたくらんでいる者も少なくない。さらに厦門高崎国際空港では、海外で密入国がばれて、強制送還された人の数も多く、2003年9月だけでも過去最高の357人を記録している。 
2003年12月9日
■上海も本格的な寒さ、スキーも人気に■
 七宝にある上海唯一の屋内スキー場も、先週末あたりから利用者が増えてきている。先週金曜日に入場した人は1700人、土曜日には1800人と増え、日曜日のお昼ごろにはほぼ満員の状態になるほど盛況だ。とくに女性客が多いのが特徴。また国内でのスキー旅行も人気で、ハルビンの二龍山・北京の長城滑雪賞氷灯・成都の西嶺山などが有名。上海の各旅行会社では中国の北方へいくスキーツアーを設定したりして市民にPRしている。 
2003年12月9日
■上海のタクシーの更新、後部にもシートベルト■
 上海のタクシーから2005年までには旧型のサンタナは姿を消し、サンタナ2000タイプに更新される。現在タクシーの車両の寿命は4年前後で、この間に旧型のサンタナは淘汰される見込み。上海市内のタクシーのうち30%が新しいサンタナ2000タイプ。旧タイプのサンタナの後部座席には、シートベルトが装備されておらず、安全を重視する外国人を中心に問題になっていた。以前、タクシー業界では運転手はかならずシートベルトをつけるように規定されたが、最近はあまり守られていない。 
2003年12月9日
■高架道路のインター入り口での割り込み禁止■
 上海に限らず、中国どこでも渋滞してしまうと割り込みが激しくなり、それが輪をかけてさらに渋滞を生んでいる。料金所でも1列に並ばないため、接触事故も頻発。そこで、12月中旬から上海の高架道路に関して、合流点を中心に、割り込みを禁止ゾーンを決め、1台1台交互に入るように、法律を制定し、違反者は罰則が与えられることになった。この割り込み禁止ゾーンは合流点などを中心に、本線と側線の地面にギザギザのラインが引かれていて、この範囲では、1台1台交互に譲り合わなければならない。現在まだ一部の合流地点でのみ試行されているが、今後市内に広げていく予定。 
2003年12月9日
■上海で成人式■
 12月9日、「2003年上海市18歳成人式」が上海市科学技術館で開かれた。日本では20歳が成人だが、中国では18歳から成人とみなされる。上海各地から1200名あまりの18歳の青年があつまり、赤い「成人帽」をかぶり、国旗の前で宣誓した。 
2003年12月9日
■上海ー日本の航空便がさらに太く■
 12月1日より、上海ー大阪を結ぶ貨物便「中国郵政号」のB737型飛行機が夜に運行されている。その結果、上海から日本に速達なら翌日に郵便が届くようになった。また12月1日より中国国際航空がB777タイプの飛行機で上海ー東京路線を増便した。中国国際航空は現在、上海と大阪、福岡、仙台、東京に路線をもっている。 
2003年12月9日
■破損した人民元は流通禁止■
 非常に汚い紙幣が多い中国で、2004年1月1日より一定の破損の基準に達した人民元は流通させないように法改正される。その結果、汚い人民元紙幣があれば、正々堂々と受け取りを拒否できるようになる。その基準は1、破損面積が20平方センチ以上、2、裂け目が2箇所以上有り、それぞれ5センチ以上切れているもの、切り口が一つの場合は10センチ以上切れているもの、3、紙質が極めてやわらかくなり、変色、脱色し、偽札防止のマークの判別ができないもの、4、2平方センチ以上塗りつぶされていたり、偽札防止の印刷部分が2平方センチ以下でも塗りつぶされているもの。5、変形したり穴が開いたり、酸化・磨耗した硬貨、などだ。破損した人民元を所有している場合は、速めに銀行へ行って交換すること。 
2003年12月9日
■滬寧高速道路、全線8車線へ拡張工事■
 上海から南京を結ぶ高速道路、滬寧高速道路が交通量の増加をうけて、2006年までに上下線あわせて現在の4車線から全幅42.5mの8車線に拡張工事されることになった。投資総額は90億元。12月30日までの拡張に伴う配管の移設工事は完了する見込み。滬寧高速道路は、蘇州・無錫・常州・南京などを結ぶ大動脈で、拡張工事により、1日6.67万台の交通量を確保できるという。
2003年12月9日
■上海、無線LAN、アクセスポイント増加へ■
 電話業務も行っている上海電信は、モバイル事業進出に策略を練っている。上海移動が携帯電話で圧倒的シエアを持っている中、上海電信はPHS形式の小霊通に進出、またデーター通信においても上海移動のGPRS形式に対抗して、Wi−Hi形式の無線LANの普及に力をいれることになった。現在、上海移動の無線LAN(天翼通)ユーザーは主に、自宅で使う人が多く、無線LANの申請をすれば、屋外のAPでも使えるようになっている。ただ、いまスターバックスなど使える場所が限られているため、普及はいまひとつ。そこで、陸家嘴、南京路、淮海路、新天地にもAPを設置して、ユーザー獲得を狙う。固定電話を申請する人は、減少してきている一方で、無線LANを申請する人は、増加中で去年と比較しても43.3%の増加。   
2003年12月6日
■いつまでもきれいな生姜■
 生姜はそのままにしておいて置くと、すぐに黒くなる。新華社によると、一部生姜に黒くならない生姜が上長江デルタ地帯を中心とした市場に出ているという。多くの生姜は山東地方で生産されるが、そこで10%近い生姜が、硫黄によって加工された後に、各地方に出ている。さらに各地方についた後、さらに硫黄によっていぶされて、小売業者へまわってくる。このようにすると、生姜が黒くならず、いつまでも綺麗な状態を保つことができるというわけだ。ただこれらの生姜は見た目はよいが、あまり風味はなく芽となる組織も破壊されてしまっている。生姜だけに限らず、硫黄をつかってジャガイモ、きのこ類、ハルサメなどを、尿素をつかって成長を促進させたモヤシ、腐敗を防ぐために薬品に漬した海産品、見た目をよくすると価格が上がるため、あらゆる手段を使っている悪徳な業者も少なくない。12月1日には杭州市の工商部門が工業用の染料をつかって染色したコンブを摘発している。中国で食材をそろえるときは、日本以上に気を使わなければならない。 
2003年12月6日
■中国で「夫の暴力」増加傾向■
 全国婦聯が最近中国全国でおこなった調査で、16%の女性が配偶者から暴力行為を受け、また5%が精神的苦痛を、2.6%が性的苦痛を受けているという結果を発表した。2002年に全国婦聯が受け取った家庭内暴力に関する手紙は3.66万件におよび、前年と比較しても40%の増加となっている。また夫婦間での暴力に関しては、3万件にもなり、こちらは前年と比べて30%の増加。その中でも、夫婦間で暴力が起こった家庭のうち、60%以上の割合で、子供にまで暴力が及ぶ場合もあり、被害者となっている。中国でも核家族化が進む中で、家庭内暴力も増えつつあることが浮き彫りになった。
2003年12月6日
■上海、万博に向けて住民立ち退きがまもなく■
 毎年7万から8万戸が再開発によって住民が立ち退きされているといわれている上海だが、来年からは万博に向けて、さらに立ち退き・再開発が進みそうだ。2010年に開かれる万博の予定地区は、まだまだ再開発が行われていない地区で、古い建物が密集している。12月3日に開かれた、上海世界博覧会事務協調局による記者会見では、来年から1.5万戸を対象に立ち退きが行われることが明らかになった。計画では2006年までに万博予定地の立ち退きを完了させ、また2007年上半期に道路やインフラなどを完成させる。来年上半期には具体的な立ち退き案が発表される見込みだ。 
2003年12月6日
■浙江省でも無償献血者の中にエイズ感染者■
 最近、上海の地下鉄の液晶テレビでもエイズ予防のためのキャンペーンが盛んに行われている。中国が国を挙げてエイズに取り組む姿勢が最近特に感じられる。2003年に開かれた華東地区の輸血に関する協力会議で、杭州市で今年行われたのべ7万人に対する無償献血のうち、検査の結果5人のエイズ感染者が発見されたことが報告された。そのなかで、過去6年あわせても杭州市で無償権献血時に発見されたエイズ感染者は合わせて3例しかなかったのに、ここ1年での急速な増加に対して専門家は懸念している。この結果をうけて11月25日より浙江省では、海外の血液検査器機を導入して検査精度を高め、輸血による感染を防ぐように最大限の努力をしたいとしている。   
2003年12月6日
■上海の磁浮列車(リニア)がギネスブックに■
 現在週末を中心に運行が行われている浦東国際空港と龍陽路をむすぶ磁浮列車(リニア)が世界で一番速い営業列車ということでギネスブックにのることになった。12月10日に北京で授与式が行われる。現在、営業距離は30キロで所要時間7分20秒、最高速度430キロ。実際に乗ってみると、最高速度に達したかとおもうとすぐに減速するため、ほんの一瞬だけであるが、それでもさすがに速度は速い。 
2003年12月6日
■中国、少なくない食品による中毒■
 毎年、夏場には集団食中毒が、上海でも数多く発生したが、それ以上に中国全体でも農薬や食品添加物による中毒をおこす消費者が後を絶たない。新華社の報道によると、毎年中国全土で残留農薬、食品添加物が原因で中毒をおこした人の数は、10万人を超えており無視できない状態になっている。過去には広東省で古い米に艶を出すために、工業用油を混ぜたり、また最近では「痩肉精」事件なども記憶に新しい。残留農薬に含まれている有機リン、また野菜・果物などに含まれている重金属や亜硝酸塩の問題も大きい。一方で、農民自身の科学的・専門的知識の不足、などもあり、根本的な解決にはまだまだ時間が必要だ。 
2003年12月6日
■スーパーの袋、上海で来年より有料化のうごき■
 上海でもごみの問題は深刻化しており、市政府でも上海新3年環保計画が策定され、来年からスーパーのビニール袋が有料化される可能性もでてきた。上海市内の大手スーパーチエーンの上海聯華スーパー、華聯スーパーが1日に使用するビニール袋の数はあわせて100万枚を超えている。また街にもビニールのごみが溢れており、早急な対策が必要なのは確かのだが、仮に実施されるとすれば、全市全体で行われることになる。 
2003年11月30日
■今年の冬、上海の電力事情逼迫■
 夏も冷房などの電力需要で、節電が行われ、一部工場でも電力供給制限が行われた上海だが、この冬もかなり電力事情が厳しいようで、200万キロワットほど不足するというデータが市電力公司から発表された。上海市の今年の冬の電力消費量は1280万キロワットと予想されているが、現在の発電設備では、960万キロワットが限界で、さらに外高橋の発電所、90万キロワットを前倒しで稼動させ、さらに周辺都市からも電力の援助を受ける予定だ。しかし、さらなる節電も徹底させるため、一部企業への電力制限や、サウナ・按摩などの施設への電力制限の検討にも入っている。その他に電力消費が著しいわりに付加価値の低い産業を淘汰させたりするようだ。
2003年11月30日
■上海、領収書で約20万人が当たり■
 皆さんは、外食などをしたときに、懸賞つきの領収書をもらっているだろうか?領収書の左側をこすって当たりが出れば、賞金がもらえる仕組みだ。すでに50万元があたったひとが2人、25万元があたったひとが8人、20万元あたったひとが12人出ている。5000元クラスになると、225人が当たっており、いつも当たらないというわけでもなさそうだ。上海市地方税務局によると、今年10月までに上海全市で当たりつきの領収書を発行している企業は2.8万に及び、当選者数も19.43万人に達したことを明らかにした。賞金総額は862万元になる。増値税の収益をあげるためにも、この懸賞つき領収書は威力を発揮しているようで、今年8月以降、SARSによる税収の落ち込みを吸収するほどの伸びを示している。
2003年11月30日
■上海でも増えるエイズ患者■
 2010年までにもし有効な手段で対策を立てなければ、全国で1000万人を超えるのではないかとまで言われている中国のエイズ事情は、急速なスピードで増加している。上海市衛生局は11月28日に今年上海で発見されたエイズ患者数を発表した。それによると、11月26日までに報告された感染者数は170人で、去年と比べると6.25%の増加となっている。1987年に初めて上海でエイズ患者が発見されて以来、すでに886人がエイズに感染している。感染経路は血液製剤、性交渉による感染者数も少なくないが、麻薬の注射による感染者も増加傾向にある。年齢層は21−40歳が中心だ。特にエイズに関する一般常識、性病も含めた予防法の基礎知識の絶対的不足が、感染者数の増加にブレーキがかからない原因のひとつとして挙げられている。また上海の場合は、流動人口が多く、そのことがエイズ感染者対策をよりいっそう難しくしている。
2003年11月30日
■地下鉄1号線のエスカレーター事故、原因は品質欠陥■
 今年9月8日と11月7日の2回にわたって、地下鉄1号線の?庄駅のエスカレーターで突然逆走し、あわせて28人が負傷して病院に運ばれた事故に関して、事故調査会ではエスカレーターの品質そのものの欠陥が原因であると発表した。このエスカレーターは上海自動扶梯廠有限公司製で、事故後8台のエスカレーターは使用停止になっている。原因には使われている金属材料が不純で、熱処理加工が不十分であったため、強度が耐えられず、また万が一止まるべき緊急停止装置の不具合などが挙げられている。今後、?庄駅の8台の欠陥エスカレーターは撤去され、新品に交換される。 
2003年11月30日
■台湾の屋台が、上海でも■
 短期滞在者も含めると、上海一帯には50万人にもおよぶ台湾人がいるといわれている。虹橋や古北地区には多くの台湾人が生活しており、そのため台湾系のレストランも少なくない。今年10月には「台湾夜市餐飲集団」が設立され、台湾人がたくさん住んでいる古北小区のそばの自由市場だったところに、面積2800u、150あまりの店が集まる「夜市」を作る。価格は低めで、夫婦2人でも店ができるような規模を計画している。すでに台北などで、出店業者を選定中で、来年4月にはオープンする見込み。 
2003年11月30日
■1日より、やや暖かくなります■
 最近の上海は、気温も下がり寒くなってきた。29日の最高気温はこの秋初めて10℃を割り、9.4℃になった。また最低気温は5℃に、崇明島では2℃までさがった。上海中心気象台の発表では、明日以降天気が比較的安定しているため、気温は上昇し、最高気温は15℃、最低気温は7℃前後の見込み。 
2003年11月30日
■春節、民族の大移動、1月7日より開始■
 12月はもうすぐそこ、1月の新暦の正月が過ぎると、いよいよ旧正月の到来だ。出稼ぎに上海に来ていた人たちも、一斉に故郷を目指す。今年の春節に向けての特別の運輸体制は、1月7日から2月15日までの40日間で、列車、バスの大増発が行われる。主に、学生・出稼ぎ労働者・帰省者が中心で、去年は18.9億人がこの期間に移動した。特に混雑が集中する、上海、北京、広州、武漢、南昌、合肥、阜陽などの都市は、重点的に交通対策が取られる。同時に、外国人のこの時期の移動は、ただでさえ混雑するので盗難などいっそうの注意が必要だ。
2003年11月22日
■明珠線の自動改札機が不調、一部取り替え■
 軌道鉄道3号線では、最近自動改札機を導入、特に中山公園、漕渓路、宝山路などには従来と違って22台のスペインから輸入した自動改札機を導入した。この自動改札機は、従来のバーが回る仕組みと違って、ゲートが開く形式のもの。混雑が激しいときは、バー式と違って1秒以内に開く仕組みになっていたため、混雑の解消が期待されていた。ところが、高さ1メートルに満たないゲートに挟まれる乗客が続出し、子供や妊婦の安全性も考えて、このゲート式の改札機は1日使われただけで、取り替えることになった。 
2003年11月22日
■来年4月より、鉄道にのって直接楊州に■
 鑑真でおなじみの大明寺がある楊州には今まで鉄道が通っていなかった。ところが来年4月18日にいよいよ鉄道が開通する。上海鉄路局によると、今月28日には第1期の工事がすでに開通し、4月18日には南京から楊州の路線が優先的に開通する。その後来年6月中旬には、楊州から西へ海安へ伸びる。将来的には海安から上海の浦東鉄路とつながり、長江デルタ地帯に新たな幹線が形成されることになる。 
2003年11月22日
■中国国産のBMW、許可が下りず■
 中国国産のBMWがすでに製造を始め、そろそろ上海の街を走ってもよいころだが、トラブルが続き、まだ上海の街を走っていない。10月18日に投入された中国製のBMW車は上海でも販売は好調であった。ところがメーカーが環保局と車管所に提出したがデータが、実際に生産された車のデータと一致しなかったために、最終的なGoサインが出なかった。また上海車管部門はさらに、国産のBMW車に関しては、「華晨宝馬」と中国語の表示をつけるように指示した。これらの問題が解決するまで、国産BMWのデビューはしばらくお預けになりそう。 
2003年11月22日
■SRSV,ノーウォーク様ウイルス、上海にはまだ現れず■
 香港、広州などの地区で、ノーウォーク様ウイルスに感染した患者が増加し、香港では383人が発病、広州でも数十人の小学生の患者が報告されている。このウイルスに感染すると、腹痛や下痢、嘔吐、食欲不振、頭痛などの症状が出てくる。主に、食べ物や水、大便などにより感染する。1968年にアメリカのオハイオ州のノーオーク(Norwalk)で児童に集団中毒が発生し、このように命名されている。上海市疾病予防コントロールセンターでは、現在、上海の各病院の小児科で下痢の症状を訴える患者が急増したという報告はないとしている。
2003年11月22日
■軌道交通5号線がまもなく開通■
 ?庄と閔行を結ぶ電車が11月25日正午より開通する。この電車は、地下鉄1号線の終点、?庄から交通大学の閔行校区を経由して天星路付近まで、全長約17.04キロメートルで、ほとんどが高架路線になっている。11駅あり、所要時間は30分。ただ現在はまだ列車がすべて完成していないため、運転は20分間隔になっている。乗車券は2元と3元の2種類。
2003年11月22日
■上海、この秋一番の寒さに■
 数日間にわたる秋の長雨が明け、また青空が上海にもどってきた。一方で、気温がぐんと下がり、22日朝の最気温は4℃に、郊外では霜も観測された。ここ数日はシベリアからの寒気団の影響で、しばらくは天気は晴れの日が続く。気温も徐々に上昇し、23日の最適気温は8℃の予想。
2003年11月19日
■上海開港160周年■
 2003年11月17日で、上海が開港して160周年になる。1843年に開港し、2年後に英国がバンド(外灘)を居留地とした。現在6341平方キロメートルの上海も当時はたった2平方キロメートルにすぎない漁村だった。その当時の地図を開けてみると、田んぼ、畑、農村のほかに処刑場などがあった。外灘と呼ばれたのも、実はかなり最近でで、1897年の新聞に初めて記載されている。それまでは英語では「The Bund」、中国語では「黄浦灘」と呼ばれていた。 
2003年11月19日
■生むのなら、男か女か、上海で調査■
 上海市人口と計生委員会では最近18−30歳の上海の若者を対象に調査をしたところ、子供が欲しいといった若者が81.47%、そのうち85.43%は男女どちらでも良いと答えている。しかしそれ以外で、男がいいと答えた人が6.63%、女が良いと答えた人が7.93%と、女子を希望する若者が若干多い。まだ子供の数についての意識調査も行っている。性別では、女性が欲しい子供の数の平均は1.08人、男性が欲しい子供の数は1.12人で、男性のほうが、多くの子供が欲しいという結果になっている。上海の女性は、若い間は仕事に忙しく、結婚して子供を生んむことにより、自分のキャリアに支障出したくないという現実を如実にあらわしている。なお上海では高齢化対策のため、一人っ子政策を緩和する方向でさまざまな政策とられている。
2003年11月19日
■上海市の人口1700万人に■
 2003年末までに上海に居住している人の数は1700万人に達するということが、上海市人口と計生委員会の記者会見で明らかになった。その中で、上海の戸籍を持っている人が1344万人となっている。1950年代にベビーブームの波があり、その関係で、80年代にもベビーブームが訪れた。その関係で2006年にはまたベビーブームが訪れるのではないかと関係者では予想を出している。
2003年11月19日
■上海市の新卒大学生の給料■
 労働と社会保障局が大学卒業生の実態から、初任給をいくらぐらいもらっているか、統計調査を行った。その中で月平均の給料が1500元から2000元というのが一番多く、27.97%、2000から2500元が12.09%となっている。また実習段階の給料では570元から1000元というのが一般的で40.25%を占める。2000元から2500元クラスでは大部分が大学の学部卒業生となっている。それでも高給をもらっている学生もいる。5000元から6000元クラスで0.44%、6000元から8000元で0.08%となっている。これらはかなり成績が優秀であったり、専門が良かったりする場合など、ごく限られている。 
2003年11月19日
■増える楊浦大橋の交通量、すでに予想の2倍■
 楊浦区と浦東新区を結ぶ楊浦大橋の交通量が増加している。とくに、この3年間では、1日10万台以上の車が走行しており、すでに設計時の予想の倍になっている。橋ができたばかりの2年間は1日2万台に過ぎなかったが2001年に料金所が廃止になってから、交通量が増加した。このことに関して、浦江橋トンネル管理公司は、橋の強度には問題はないとしているものの、更なる補修や検査は必要であるとしている。 
2003年11月17日
■今年の冬、江蘇省・浙江省でも電力不足か?■
 11月13日に南京市では電力の使用量が248万kWに達し、すでに地区で供給できる電力量236万kWを超えている。江蘇省では、今年冬では最大365万kWの電力が不足すると予想している。また発電所も検査などでフルに稼動できないこともあり、すでに南京市内では工場を中心に節電や電気の供給を制限する処置を行っている。浙江省でも杭州市内を中心に電力不足が心配されている。市内では空調による電力使用量が多いため、すでに関係機関では長期的に一部工場の操業を一時期順番に休んでもらうなどの計画を策定中で、今月末にも具体的に方案が発表される見込みだ。
2003年11月17日
■楽観できない中国の糖尿病患者の数■
 2003年11月14日は世界糖尿病の日だ。中国に来ている日本人の駐在員などでも、駐在後に太ってくるひとが少なくない。生活が豊かになるにつれて、食生活が大きく変化し、とくにレストランなどで調理するときに油の使用量が以前と比べても増えてきているそうだ。これに対して、WHOが中国における糖尿病患者の急増に関して、危機感を抱いている。2000年の段階で、中国全土でわかっているだけでも2100万人に達し、現代では2380万人に達しているという報告もある。とくに肥満になっている人の増加が著しい。子供に関しては総数の10%近くが肥満気味であるという報告もあるぐらいだ。 
2003年11月17日
■龍華寺で今年も除夜の鐘■
 徐匯区旅遊局によると、今年も12月31日夜から1月1日未明にかけて、市南部にある龍華寺で除夜の鐘を鳴らす。こちらでは2003年12月31日から鐘を突き始めて、2004年の1月1日零時になると108回目の鐘が鳴るようになっている。上海でも有数の歴史をもつ龍華寺は現在お堂や仏像の整備を行っていて、昔の姿に基づいて修復保存されている。またこの日は、寺周辺ではイベントも予定されている。 
2003年11月17日
■今週の天気概況■
 肌寒い天気が多く、最低気温が5℃を下回った日が少なくなかった先週だが、今週は比較的気温が上昇しそうだ。上海中心気象台の発表によると、天気は曇りがちの日が多く、週の中ごろぐらいには、低気圧と寒気の影響で雨が降りそう。その後気温が下がり、最低気温は6−7℃前後、平均気温も11℃から12℃ぐらいになる。郊外ではさらに紺が下がるようだ。 
2003年11月17日
■住宅の内装など設計費に基準■
 いままで、住宅の内装などの設計費に具体的な基準があいまいだったため、法外な設計料を取られることがたびたびあった。そこで、上海市家庭装飾装修行業協会では、上海建築室内設計師の資格の違いによって、標準的な設計費の基準を公表した。それによると、まず助理クラスでは、1平方メートルあたり30元、中級クラスでは50元、高級クラスでは80元ということになっている。今後市民による監督もお願いし、法外な費用を取る場合は、協会まで連絡して欲しいと訴えている。 
2003年11月17日
■地下鉄徐家匯駅で異臭騒ぎ■
 15日の午前十時ごろ、地下鉄徐家匯駅の太平洋百貨出口付近で、もくもくと異臭を伴った煙が発生し一時現場が混乱するする騒ぎがあった。市消防局は6台の消防車を出動させて、現場の整理にあたった。原因は太平洋百貨の地下の改装工事によるもので、石膏ボードの粉塵の除去中に、現場で使用してた接着剤のにおいが混ざって発生したものだった。その結果、煙と間違った市民が公安や消防局に電話し、大きな騒ぎになった。
2003年11月17日
■危険な重量オーバーのトラック■
 上海の道路の寿命が短い大きな原因に、トラックの過積載の問題がある。手口はかなり悪質で、改造によって規定の6倍の荷物を載せるトラックもあるぐらいだ。先日も共和新路に自転車用の橋にトラックが誤って進入し、橋が倒れる事件があったが、これもトラックの過積載が大きな問題になっていた。現在20トントラックが毎月支払っている通行料と税金はは5825元、30トントラックになると7112元になる。そのためこの年間15000元に及ぶ差額を浮かすために、過積載が後を絶たない。過積載により、ハンドルが操縦不能になったり、また運転手によっては前輪のブレーキを取り外している悪質なものもあるようだ。傾斜して走っているトラックも明らかに過積載だ。走行中はなるべくトラックの近くには近寄らないほうが無難そうだ。 
2003年11月14日
■空港アクセスに便利な上海SMT(リニア)■
 上海磁浮列車は今月より前売り券を発売している。この前売り券の特徴は、乗車時間の制限を受けないもので、有効期限以内なら、当日の乗車チケットと交換していつでも乗れるというもの。いままでは時間が指定されていて、飛行機が遅れたりして変更が必要なときは、いちいち窓口に行く必要があった。すでに来年の3月31日までのチケットは2.5万枚売れており、出だしは好調のようだ。現在は週末だけ、10分間隔で運行されている。筆者も空港に出るときに利用するが、とにかく時間的なメリットが大きい。今までタクシーで時には30分以上かかっていた区間が10分もかからない。また荷物が少なければ、龍陽路で地下鉄2号線との乗り換えも比較的便利だ。来年からはいよいよ本格的に営業運転される。 
2003年11月14日
■崇明島を結ぶトンネル・大橋計画■
 11月9日に開かれた「2003年上海国際トンネル工程研討会」にて、浦東と崇明島を結ぶ計画が発表された。その結果、浦東から長興島までは全長8.5キロのトンネルでむすび、そこから崇明島までは9.5キロの大橋で結ぶ案に最終決定した。このトンネルの直径は14.87mで世界での最大規模。フランスの掘削機を用いる。このクラスの直径だと、片側3車線の道路を建設することができる。 
2003年11月14日
■春節まであと2ヶ月ちょっと、年夜飯の予約はじまる■
 今年の春節は1月22日、あと2ヶ月と少しだ。中国人の多くは、春節の大晦日には友達や家族と集まって大勢で食事をする場合が多い。この会食のことを「年夜飯」という。今年も「年夜飯」の予約が始まっており、すでに高級ホテルや有名なレストランの個室は満室になってきている。値段はテーブルにつき千元から二千元が標準的で、とくに上海で豫園にあるような交通が便利でかつ有名なレストランの人気が高い。一方でホテルのレストランでは、まずクリスマスが控えており、多くはクリスマスの後、本格的に「年夜飯」に乗り出すところがおおいようだ。 
2003年11月14日
■公共交通カード、発行数が950万枚突破■
 上海市内の交通をほぼ網羅しているICカード、上海市公共交通カードの発行数が950万枚を突破、市民1.7人に1人がカードを所持する規模にまで成長している。またチャージをする場所も、年内に500箇所ふえ、1600箇所にまで増加する。現在チャージできる最高金額は1000元まで。またこのカードは10万回以上反復して使えるため、資源の節約にも貢献している。さらなる普及を狙って、上海公共交通カード股?有限公司では腕時計式のカードを開発中で、POS機器の前に手をかざすだけで、料金が支払えるようになる。 
2003年11月14日
■東レ杯、国際マラソンが15日午前にスタート■
 上海ではすっかりおなじみになっている国際マラソン、2003年東レ杯上海国際マラソンが11月15日に上海市内で開催される。上海市第8回全民健身節の一環で、毎年この時期に開催されている。世界各国33の国から12300人が参加する今回のマラソンは、過去最高の規模だ。。スタートはバンドの陳毅広場。2010年に万博が開かれるにあたって、市では国際的にも名高いマラソンにしたいとしている。 
2003年11月14日
■神舟5号が上海に、無料公開■
 11月12日、13日と上海科学技術館にて神舟5号が公開された。見学にくる市民は後絶たず、結局13日夕方5時まで延長された。もともと12万枚の整理券を発行していたが、整理券は3時間であっという間になくなり、結局は直接科学技術館へいけば、帰還ロケットと宇宙服、宇宙食などが見学することができた。期間中は深夜も公開しており、夜も多くの市民が訪れた。中国初めての宇宙飛行士、楊利偉も上海を訪問し、各界から熱烈な歓迎をうけた。大気圏突入の際の空気との摩擦による熱で、ロケットの側壁が見事に焦げていた様子が、非常にリアルだった。 
2003年11月14日
■寒くなっていた上海■
 12日前後から気温が下がってきて、上海では朝晩は上着は確実に必要な気温になってきた。市の中心でも最低気温は6℃から7℃、郊外ではさらに気温が下がっている。寒気団が上海上空に流れこんでいるためだが、この週末にかけては、若干気温も上昇しそうだ。最高気温は15℃前後の見込み。
2003年11月8日
■偽物の商品を売らない店、認定へ■
 偽物天国と言われて久しい上海の小売業界だが、11月6日に上海市知識産権局などの関係各部門が共同で、上海で初めて「偽物の商品、薬を売らない店」認定制度を設け、聯華スーパーや東方商厦、新世界など44の業者で認定された。同時に、市民による監督も強化し、告発をいつでも受け付けるという。
2003年11月8日
■公安、公用車の私用を取り締まり強化へ■
 「滬O」ナンバーの車を見かけた人は少なくないはず。これは「滬警」のナンバーとともに公安が利用するナンバー専用のナンバーだ。これが2004年1月1日よりついに廃止される。「滬O」型のナンバーは、普通のナンバープレートと外見上は区別がつかないため、公用車を私用につかう温床になっていたことも確か。今後「滬警」ナンバーの車が公務以外の目的で、娯楽施設の駐車場に停車されていた場合は、処罰されることになる。また1000CC 以下の警察用の公用車も廃止され、警察関連の車も20%削減される。現在、上海で走っている公安関係の車は、9500台ほどある。
2003年11月8日
■浦東国際空港で今年最大の麻薬密輸未遂事件、目的地は日本■
 上海海関の発表によると、2003年9月25日に1人の外国人が浦東国際空港から日本に向けて出国しようとしたところ、携行物に白い粉末の入った袋12袋を発見した。その後、上海市毒物検験センターの鑑定の結果、一種の麻薬であることがわかった。白い粉の中身は全部で959グラム、数十万元の価格がつくという。その後上海市公安局刑偵隊と共同で捜査をしたところ、すでに3人の関係者は10月31日に逮捕された。量としては最大の麻薬密輸事件となっている。
2003年11月7日
■最近にわかに人気の出てきた三輪車■
 市民の住宅地が郊外に広がるにつれて、市場やバス停への歩く距離が増加し、不便だったが、最近どことなく三輪車が登場し、市民の足となって活躍している。これら三輪車の殆どは、古くなった3輪リヤカーの改造で、運転しているのは農村から来た人や出稼ぎにきている「外地人」だ。料金は近場のため1元から2元とお手軽だ。殆どが許可なしの経営で問題も少なくないが、一時上海から撤退した乗り物が復活した形だ。  
2003年11月7日
■侮れない食品衛生、「肉丸」問題■
 レストランなどで食べ残した残飯などを再利用して、人間用の食用の肉丸などの食品を作っている現場が地元の新聞ででスクープされ、上海市の衛生局衛生監督所と各地区の衛生監督部門がいっしょになって抜き打ちの検査が行なわれた。抜き打ち検査を受けたのは曹安市場や桃裏西路、真南路などにある地下工場で、あわせて数トンもの大量の残飯や、検疫を通過していない肉、使用禁止になっている合成着色料などを没収した。消費者としては、食品はなるべく大きなスーパーなどで購入するようにし、とくに品質には十分に注意しなくてはならない。  
2003年11月7日
■狂犬病予防の強化対策■
  上海市の衛生局が狂犬病の予防に関して注意を呼びかけている。ここ数年の飼い犬の急増に伴い、正式に登録されてない犬も急増し、狂犬病の注射率が大幅に低下している。狂犬病は中国では乙類伝染病に指定されており、中国全土でも犬にかまれ、狂犬病にかかった患者の報告がすくなくない。そこで上海市の衛生、公安、農業、食品薬品監督管理局が一体となって、狂犬病の予防強化にに乗り出すことになった。
2003年11月7日
■性健康教育博物館が浦東に■
 全国でも始めての性を扱った博物館が、上海市内にあったが、こちらは同里に移転し、来年2月に古代性博物館として市民に開放される。今回同じく来年2月ごろに開館が予定されているのが、性健康教育館で、主に生徒などに正確な性に関する知識を勉強してもらうのが目的。館内は青少年館・青年館・中西文化対比館・図書資料室に分けられている。同里が古代のことを中心にしているのに対して、こちらはさしずめ現代版といったところか。 
2003年11月7日
■気温が下がります。ご注意!■
 相変わらず気温が高く、昼間は汗ばむ陽気が続く上海だ。7日の最高気温は26℃を記録している。とはいっても季節は確実に冬に向かって進んでいる。11月8日は立冬だ。昨日は北京でも雪が降ったようだが、上海も寒気団が南下してくる関係で気温が下がりそうだ。気温も8-10℃ほど急に下がることが予想されているために、注意が必要かも。毎年、上海の冬の訪れは急だ。衣類の調節には気をつけたい。 
2003年11月5日
■記録的な秋の暑さ■
 11月2日には11月初旬としては記録的な暑さ28.2℃を記録し、汗ばむような陽気だった上海。ところが夜には寒気団がやってきて、気温が一気に5-6℃下がった。過去の記録では1965年に28.5℃を記録したが、これを抜いたかたちだ。その後最高気温は25℃前後だが、気温の変化がはげしいため、風邪には要注意だ。いまのところ朝夕は若干肌寒いが、昼間になると上着を脱ぎたくなる陽気になる。衣類の調節には気をつけたいところだ。また最近朝に霧が多く出ているが、朝は空気が汚染されている場合もあるため、霧が多いときはなるべく外出を避けたい。 
2003年11月5日
■日本への「遊学ツアー」が人気■
 最近上海図書館へ行ったら、三重県鳥羽の観光キャンペーンが行なわれていた。地酒をふるまったり、折り紙を体験したり、見に来ている上海市民も多かった。最近、上海では日本への団体旅行の金額が値下がり傾向にある。日本語学習を目的に、この冬休みに上海の各旅行会社ではさまざまなツアーが組まれている。費用的には15日間で1万元程度で、オーストラリアなどの12日間短期語学研修の1.9万元よりも割安感がある。ちなみに大阪ー東京6日間の一般のツアーでは現在の相場は8000元前後だ。 
2003年11月5日
■イズミヤと聯華スーパーが合作■
 日本のイズミヤ株式会社と上海大手スーパーの聯華が合作し、共同で中国で商品開発や生産を行い、日本・中国の消費者のニーズにあった商品の販売を行なうことになった。まずは200品目あまりの聯華ブランドの日本の商品が上海市内の聯華スーパーにならぶ。一方で、今後中国の生鮮食料品・工業製品なども「聯華」ブランドで日本に展開しているイズミヤの各店舗で販売される予定だ。 
2003年11月5日
■上海でも高層ビルの火災が増加傾向■
 商業施設や居住用ビルでも高層化が著しい上海だが、最近高層ビルの火災件数が少なくない。1月から9月までの高層住宅で起こった火災は148件、また建築中のビルが火事にあうケースも少なくなく、29件起こっている。消防局の話によると、これら高層ビルの火災の多くはタバコなどの火の不始末が原因とか。また消火作業も困難を極めている。たとえばビルの管理会社がコストを削減するために24時間運転しなければならないポンプの電源を落としていたり、はしご車のはしごが足りないなどの問題がある。現在、はしご車が対応できるのは16-17階までで、20階以上のビルでは困難だった。ただ、すでに50階建て対応のはしごも研究開発されており、この問題も解決する見込みだ。
2003年11月5日
■ブラックリストをより有効に活用■
 ここのところ中国の不良債権の総額は減少傾向にあるといわれているものの、その額はまだかなり金額になる。そのうち大部分が企業によるものであり、債権の回収に困難を極めていた。たとえば1つの銀行でブラックリストに載っても、他の銀行ではブラックリストに載っていないため、事実上お金の融資を受けることは可能だった。つまり今までブラックリストは1つの金融機関ではあったものの、日本のように情報を他の金融機関と共有するシステムにはなっていなかったのだ。そこで上海銀行同業会では国内外の銀行などの70あまりの金融機関と連携しすることになった。 これにより銀行もリスクを避けるようにできるだけでなく、不良債権の回収にも一役買いそうだ。
2003年11月5日
■上海でも神舟5号の展示■
 第5回の上海国際工業博覧会にあわせて、香港で話題を振りまいた神舟5号の帰還した宇宙船がが展示されることになった。今回の浦東にある上海国際工業博覧会は11月6日から11日まで新国際博覧中心にて開かれる。今回の目玉の一つになるこの展示は11月9日からの予定。また実物大の「長征」型ロケットも展示される。その他、3Dの立体画像を発展させた中国が知的所有権を持っているといわれる4Dの映画の技術や、中国が開発したEVDというDVDよりも画質が良くかつ価格が安く、DVDと互換性があるというシステムも公開されほか、さまざなロボットも展示される。 
2003年11月5日
■中国の宇宙計画、2年後に神舟6号発射へ■
 神舟6号計画が発表された。新華社通信の香港が発表したところによると、2年以内に今度は2人の宇宙飛行士をのせて、24時間以上の飛行を目指すという。この神舟6号は基本的に5号の設計を基礎にしているが、宇宙飛行士は最大3人まで、また7日間の飛行が出来るように設計されるという。今後の目標としては、第2段階として宇宙空間でドッキングする技術や、最終的には宇宙ステーションの建設を目指すという。最近、中国は10月15日に有人ロケットを成功させたてから、10月21日、11月3日と立て続けに衛星の打ち上げに成功している。
2003年11月2日
■日本から上海へ、飛行機をチャーターしてコンサート■
 2003年11月15日に上海八万人体育場でアジア各地のスーパースター14組が集結するライブイベント「2003アジアスーパースター反海賊盤コンサート」が行なわれる。このコンサートには中国大陸、台湾、香港などのほかにも日本からもCHEMISTRYと中島美嘉が出演することになっている。それぞれのフアンクラブの人数は2つあわせると100万人近くいると言われ、10月上旬にはすでに日本のフアンクラブでは800枚のチケットを確保したという。ただ、2000人をこえるフアンが応募し、11月14日の上海行きの便は混雑が必死。そこで関係機関と協議の末、東方航空では4−5便のチャーター便を、また大手旅行会社国遊も60-70台の大型観光バスを急遽手配することになった。実行委員会では更なる対策を考案中という。
2003年11月2日
■不動産ブーム、ダフ屋も出現■
 上海市内での新築物件は相変わらずに人気で、市民も長く並んだ末にやっと購入にありつけれるという場合も少なくない。そこを目に付けたのがダフ屋。早いうちにダフ屋に並んでもらい、いい物件を手に入れようというもの。あまりにもエスカレートしてきているため、ある物件では、これらダフ屋行為を防ぐために、実名制度を設けたり、物件の引渡しが済むまで名義変更を認めないというような規定を設けているところも出てきた。浦東区のある開発区にある物件では200軒の新築物件に対して、3400人が応募、倍率は17倍。そこでダフ屋が内部の開発業者の担当者と手を組んで物件を契約、その後値段が上がったところで転売して利益を分けるという行為が発覚している。全体的には価格が一般市民の経済力からみると高い状態であることには変わらない。 
2003年11月2日
■中国、1億人が医療保険に加入■
 上海は比較的早く公的な医療保険が制定され、市民の多くは保険治療を受けている。全国的には、今年9月末までに保険加入者は1億人を突破して1億432万人になり、全国的にも医療保険は広まっている。社会保障部の統計によると、現在労災に加入している人は全国で4434万人で、こちらも28万人の増加。ただ全国的に経営が苦しい国営企業も多いため、今後これらの企業でも加入できるように制度の充実を図るという。 
2003年11月2日
■SARSの流行に備えて、上海の学校の対策案■
 上海市教委は上海市内の学校でSARSが流行した場合に備えての対策を発表した。SARSの感染者などの情報に関しては、学校単位で毎日報告することとし、とくに寮などがある生活区、食堂、教室、図書館など人が多く集まるところでは換気などを徹底する。また大学内に設置されている医療機関も発熱外来を設置して、発熱した学生に関しては、登録制度を行なう。小中学校、幼稚園では朝の体温測定を励行する。そのほか、各学校では、毎日1時間の運動の時間を設ける。各大学では独立した場所に臨時の隔離観察室を設けるほか、小中学校でも体温測定室と、隔離室を設けるようにするなどの対策が盛り込まれている。 



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