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2002年11月12日
■中国、個人所得税順調に増加■

 
 国家税務総局が11月6日に発表した数値によると、1月から10月までの10ヶ月間の個人所得税により税収は1000億元に達し、増加率では24.2%、196億元の増加になった。現在中国全体の所得の上昇、とくに公務員の給料がここ数年大幅に増加したとともに、税金に関する管理を強めた結果だとしている。また市民の貯蓄高も確実に増加している。中国人民銀行貨幣政策分析小組によれば2002年9月末地点での都市部住民の貯蓄高は8兆4千億元で去年の同期より3513.8億元の増加になっている。 


2002年11月12日
■若者に増える共産党員■

 
 現在中国共産党の十六大が開かれているが、高校生の間でも共産党に入党する人が増加している。上海市教委による統計では、現在上海市では331人の高校生がすでに中国共産党に入党し、5年前では1年に60人余りしか入党しなかったのに対して、現在では400人を超えるまでになった。現在上海市内の80余りの市、区の重点高校の9割は青年共産主義学校、青年党校を校内に設立、300をこえるトウ小平理論を研究するグループが作られているという。大学でも共産党入党は積極的に進められており、この増加傾向は今後も続くこと思われる。 


2002年11月12日
■5%の市民が心の病気を、子供に顕著■

 
 上海市では精神病患者が全体的に増加傾向にある。ある調査によれば精神病にかかる率は1982年の12.22‰から1991年の12.22‰、その後0.30‰の割合で増加しているとなっている。10日にMin行区疾病予防控制中心とMIN行区健康教育中心のデーターによれば上海市民のうち心理的に障害をもつ人々の割合は5%になるという。問題になっているのは子供たちの割合の増加で、青少年、児童の心理障害の発生率は15.2%までになり、割合的にはトップの世代になっている。これは中国の教育制度と深く関係があることを指摘する中国の専門家が多い。多い宿題、親からの圧力、課外活動の増加、また成績が悪いときの罰、少ない遊び時間などが子供にストレスを与えているということだ。上海市心理健康ホットラインに寄せられる電話相談のうち鬱や焦りなどで電話する人が29.5%、失恋、愛情のもつれで電話してくる人が19.9%、家庭内の問題に関しては13.1%、人間関係などに関しては10.6%となっている。


2002年11月12日
■国内線路線乗り遅れても慌てずに、暫定処置■

 
 10月27日より国際線が移動し、浦東空港が本格的に利用されている。10月27日から1ヶ月間、乗客の乗り間違えに対応するために、上海虹橋、浦東2つの空港を出発する国内便ではすべてのチケットに関して他の飛行機に乗り換える処置をとっている。つまり上海の2つの飛行場を出発する飛行機に乗ろうとした乗客のうち、もし乗り遅れたりしても無条件に他の国内航空会社の同じ路線の飛行機の空いている席を利用できるというもの。ただしこの処置は1ヶ月間の暫定的なものなのであくまでも国内線に関してなので注意が必要。
 

2002年11月12日
■消える「病假条」■

 
 病假条をご存知だろうか?それこそ国営企業時代の化石的存在である。80年代中ごろから後期にかけて国営企業に勤めている職員が自分の手がけている自分自身の仕事をするために、国営企業に「病気で休みます。」
と書かれた医者の証明である。その当時、人々はあらゆる手を使って医者とコネクションを取り、でっちあげの病假条を作るのに励んだそうだ。いくら働いても給料はあまり変わらないという時代の象徴でもあった。上海のある大病院に勤める陳先生の話では、過去では1日7,8枚は書いていた病假条は今ではたまに小学生などに書く程度にまで減ったという。現在上海の多くの企業では病気で休むと給料が減らされるだけでなく、仕事が減り、その後取り返しのつかないことになる現実に人々はそう軽がる休むことができなくなった。働いた分だけ給料がもらえるという当たり前の制度が人々の間に浸透してきたということか。


2002年11月12日
■高級茶芸師、上海まだ0■

 
 茶館はいまでは上海ですっかりおなじみになった。その一方で3万人はいるといわれるお茶業界の関係者の中で上海ではまだ高級茶芸師という資格の所持者がなかった。いわゆる中国茶の専門家で、10月から市労働和社会保障局では市と協力して高級茶芸師を育てることになった。この講座では年に2回にわたって40歳以上のお茶の愛好家を中心に募集し、毎回約50人、連続3年間講座を開き、最終的に選抜して100名ほどの高級茶芸師育てるという。2001年のデータでは中国国内市場の茶の販売高は50億元に達し、上海だけでも上海の茶の専門店は6000店、茶館などは5000箇所に及ぶという。
 

2002年11月12日
■明珠線、来年6月より自動改札へ■

 
 軌道3号線(明珠線)は来年6月より自動改札機を導入することになった。まずは4月ごろに機械がお目見えし、試運転される。現在この線では紙製の切符が使われており、改善が望まれていた。また上海交通ICカードも今後利用範囲がますますひろまるようだ。今後3年から5年の間に長江を航行する長距離の船などのほかにも水道代、ガス代、ガソリンスタンド、駐車場料金、高速道路の料金所などでも使えるようにする計画だ。1999年に登場したこの上海交通ICカードはすでに410万枚が市民の手にわたっている。 


2002年11月10日
■週間天気予報■

 
 11月11日からの週間天気予報。上海は高気圧の勢力下にあり晴れときどき曇りの天気で、最高気温は20℃前後の見込み。ただし、週の半ばから暖かい湿った空気の関係で雲が増えてきて雨が見込まれている。週末は曇りがちのしっくりしない天気の模様。平均気温は14℃、たいてい気温は9℃の見込み。 


2002年11月10日
■増える日本人退職技術者の上海就職■

 
 現在上海には毎日200あまりの中小企業があらたに旗揚げをしている。しかし人材が極端に不足しているため、技術の根幹がなかなかできない。そこで日本が不景気で、中高年のリストラが目立つ昨今、上海の中小企業を中心に日本人中高年技術者を求めるケースが増えてきているという。来年のはじめには上海市中小企業貿易発展服務中心がこちらの百あまりの中小企業の要求に答えて日本で日本人技術者を求めることになった。上海市でははじめてのことだ。10数年前、上海人は富を求めて苦しい肉体労働にもかかわらず日本へアルバイトへ出かけた。今ではアルバイトに出かける上海人はめっきり減った。逆に、今では上海の中小企業はこれら日本人技術者に1万元から2万元の給料を払うことが可能になったという。 


2002年11月10日
■浦西もあと10年後には天然ガス化■

 
 上海燃気設計院は、さらに天然ガスへの切り替えを進め、今後10年前後の時間をかけて300万家庭のガスを天然ガスに切り替える。現在浦東地区約40万世帯、と浦西地区10万世帯は天然ガスに切り替わっている。 上海燃気設計研究公司ではロシア、アメリカ、日本などから専門家を集め、先進国並みのガス供給設備を整備するようだ。


2002年11月10日
■ある教師が語る10年間の給料の変化■

 
 62歳の馮さんは退職した学校教師、1990年から今までの毎月の給料を整理してその模様を語っている。70年代、学校の教師の給料はほとんど上昇しなかった。額にして10元程度。1985年に給与体系の改革があり、そのときにやっと月収100元を突破、大きなニュースになった。そこからの伸びが著しいという。1990年彼の給与は232元、1993年には515.2元にまでなった。1995年には仕事量にあった給与が支払われるようになり、働ければ働くほど給与があがるようになった。その結果給与は月に850.5元までになった。そして1996年6月には1000元を突破して1046.5元に、そして退職時の2000年12月には1600元になったという。そのほか奨金もつくため、上海人の収入は実は表に出ている数値より多いことがわかる。今年は北京で共産党大会が開かれている。あらゆるメデイアでここ数年の発展の様子がさかんに発表されている。


2002年11月10日
■新米を食べましたか?■

 
 10月の下旬から上海では新米が出回っている。今年は南方の稲作が豊作で価格は比較的落ち着いているという。南方の米は北方の米より軟らかく香り高いという。一方で北方の米は歯ごたえがよい。北方の新米が出回るのは11月下旬の見込み。上海の市場の袋詰めの米でシェアが1番は楽恵米業ブランドで、今年は5万トンを流通させる。消費者からしてみればどれが本当の新米かなかなか区別がつかないが、とりあえずスパーなどで袋詰めにされている米が無難のようだ。


2002年11月10日
■ガスによる中毒死減少傾向■

 
 上海では毎年100人を超える市民がガス中毒で亡くなっている。ところが今年は例年より亡くなる方が少なく、まだ20人に達していないといううれしいニュースだ。実は近年市のガス部門ではガス警報機の設置を進め、また地区別にガスの安全点検を強化している。一般に2年に一度ガス器具、ガス管に関しては安全検査を行うようになった。今年末までに110万戸の無料安全検査が終わるという。ところが最近ガス警報機の販売をめぐる詐欺や、地区のガス安全検査を拒絶する人も少なくなく、なかなか前途多難なようだ。 


2002年11月10日
■中国、3年以内に人を宇宙へ■

 
 いま神舟4号の発射準備が着々と行われているが、それと平行して宇宙飛行士の訓練も行われているようだ。国家航天局副局長の話によると神舟4号が無事に成功すれば、ひょっとすると来年の神舟5号は初めての有人打ち上げになる可能性も出てきている。また正式に国家の計画には入っていないものの、2007年にインドが目標としている月面着陸計画よりは早くロボットなどによる月面探索を行う用意があるようだ。すでに無線操作による月面探査ロボットの研究が清華大学などで行われている。


2002年11月07日
■明珠線にフランス製新型列車投入■

 
 6日より明珠線(軌道3号線)に新型車両がお目見えしている。フランス製のこの車両は、国産化率が15-20%前後、11月4日に上海に到着したばかり。6両編成で、5扉ロングシートの通勤者。設計定員は2500人で最高時速は100キロとなっている。流線型の車体は今までの車体とはデザインが明らかに異なる。今後156両が製造されるが、国産化率は70%にまで引き上げられるという。いろいろとあたらしい試みがある。たとえばロングシートの両端にはガラスでパーテンションを設けて立ち客と干渉しないようにしているほか、今まで評判の悪かった空調設備も改善われた。車内には液晶の情報表示装置も装置された。2004年までに全車両がそろう見込み。 


2002年11月07日
■有人飛行に向けて、宇宙服の開発■

 
 神舟号の成功に伴い、中国の有人ロケットの開発は着々と進んでいるようだ。その中で先日宇宙飛行士が着用する宇宙服がすでに完成したという。白色の生地で作られた宇宙服には青色のラインがつけられている。心臓の位置には服の中の湿度、温度、圧力などを調節するバルブがつけられ、また右腹部には通信用のケーブル、左の腹部には2本のホースがそれぞれ換気用に接続されている。ワンピース型の宇宙服は全部がV字型にファスナーで開くようになっており、着用はかなり便利になっているそうだ。重さは約10キロ、普通3分で着用が可能だそうだ。すでに各種テストは済んでいるとのこと。価格は1台の高級自動車と同じぐらいとか。 


2002年11月07日
■輸入車ランキング■

 
 上海ではこのところ輸入車が急増しているが、その中でもドイツ、スウエーデンなどの欧州勢の伸びが著しい。今年4月からではドイツの輸入車が日本車の輸入車の量を超えているという。ちなみに10月の外高橋汽車交易場では621台が交易され、ドイツが41.4%、日本車が37.5%、スウエーデンが10%になってりる。10月の上海外高橋汽車交易場にて交易さえた車種別ではトヨタのカムリが77台、ボルボのS80が57台、BMWの520z@が40台、ベンツのS320が34台、BMWの7451z@が33台、BMW の530z@が31台、BMWの735Liが21台となっている。相変わらずBMWが輸入車では人気が高いようだ。


2002年11月04日
■今週の週間天気予報■

 
 先週は暖かい空気の影響で、雨が多かった。今週の上海は久しぶりによい天気に恵まれそうだ。現在北方から強い寒気が南下しているため、気温は低めだ。高気圧の圏内に入る今週は6日、7日あたりに雲が多くなるが、そのほかは晴れの見込み。郊外では霜も予想されている。週の平均気温は13℃から14℃ぐらい、最低気温は6℃ぐらい。郊外ではさらに下がる見込み。 


2002年11月04日
■プリペイド式携帯電話も身分証明書が必要■

 
 プリペイド式携帯電話のSIMカードを購入するときも身分証明証が必要になる。この5年で毎年平均70%の速度で携帯電話の使用者が増加している。現在上海市では843万の携帯電話ユーザーがおり、2人に1人は携帯を持っている。一方で携帯をつかった犯罪も増加傾向で、刑事事件の20%以上は携帯電話に関わる事件という統計もある。また最近ではショートメッセージを使った詐欺事件も頻発しており、管理を強めるのが狙いだ。


2002年10月31日
■もうすぐ急に寒くなります■

 
 冷たい雨が降る上海、でも今日は比較的暖かい。しかしこの時期、油断は禁物だ。上海の寒さは急にやってくる。気象台の発表によるとシベリヤからの寒気が上海地区に近づいてきてるため、11月2日から3日にかけて最低気温は10度を割り7度前後になる見込みだ。高気圧の圏内に入るため、太陽は拝めそうだが、最低気温は6−7度の低めに推移するため、セーターだけでなくそうそろコートの準備をしたほうがよさそうだ。 


2002年10月30日
■第一百貨の前の歩道橋撤去へ■

 
 人民公園付近の改造工事が進んでいるが、人民広場の改造案によると、南京路のシンボルであった第一百貨と新世界を結ぶ歩道橋が撤去されることになった。いままで南京路を撮影するにはベストのスポットで、南京路の変化を見続けてきた歩道橋がなくなるわけだ。その代わり、地下街を形成させ、人の流れを地下にもってくる計画だ。また博物館前の車の渋滞も解消されそうだ。いままで武勝路にあった駐車場を撤去し、緑地帯にする。変わりにこのあたりを歩行者天国にし、バス停の移動も行われるようだ。 


2002年10月30日
■歩行者の信号無視、罰金5元也■

 
  市民の交通意識を高めてもらうために、『上海市道路交通管理条例』に基づき、赤信号を守らなかった歩行者に対して交通警察は5元の罰金を課すことができる。未だに上海人の60%は信号無視をして道路を横断するといい、しかし警察がいると80%の歩行者が交通ルールを守るのに、警察が消えると40%しか交通ルールを守らないという。交通警察では罰則を強化して、市民に交通ルールを守るようにもっていきたいようだ。


2002年10月30日
■2002年上海菊花展■

 
  今月25日より上海市植物園で2002年上海菊花展が開かれている。目玉の高さ18メートルの菊の塔には1500もの菊の花が咲き、15人の園芸師たちにより組み立てられている。また市民に積極的にイベントに参加してもらうために300種類のまだ命名されてない菊花に対して、市民から名前を応募しているという。上海植物園は市の南部に位置し、比較的町の中心からも近い。緑がいっぱいの空間には大きな近代的な温室もあり、人も多くない。ぜひ一度行って頂きたい。
  


2002年10月29日
■上海天気は雨、雨具の用意を■

 
 しばらく晴天が続いていた上海だが、29日からしばらくの間、雨の多いぐずついた天気になりそうだ。現在上海上空にあった高気圧は東に移動し、江南上空には暖かい湿った空気が入り込んでいる。このため江南、華南、西南地区を中心に広い範囲で雨が降るようだ。この間の気温はさほど下がることもなく12℃から20℃の間で推移する見込み。 


2002年10月29日
■『上海市消費者権益保護条例』2003年1月より■

 
 上海でもいよいよリコールがされることになる。上海市消費者権益保護条例が2003年1月1日より施行されることになった。この中で経営者が商品に欠陥やサービスなどで消費者に危害を与える場合、消費者の人身や財産を保護するために即に生産やサービスを中止し、消費者にこの事実を伝えるとともに、リコールを行わなければならないというもの。また市の消費者協会が発見した場合、すぐに行政機関に意見を提出する。また訪問販売などで購入した商品に関しては7日以内に返品が可能で、消費者は如何なる負担を負わなくても良いという制度もできた。 


2002年10月27日
■トヨタの新車、好調な滑り出し■

 
 天津から製造されるトヨタの新車VIOSは上海にもやってきている。上海開隆豊田汽車の販売会社では10月15日に新車発表会を行った。すでにトヨタの3Sセンターではすでに半年後まで予約で埋まっており、納車は来年の5月になるという状態だ。車がなかなか手に入らない現状に関して、トヨタではとにかく量より品質を重んじ車を生産させたいという。2万にも及ぶ自動車の部品に関して、トヨタでは2年の時間をかけて質の向上に努力してきたという。



2002年10月27日
■上海のGDP、今年は10.2%超へ■

 
 上海の経済発展のスピードは相変わらず好調を保っているようだ。携帯電話にしても数年前までは金持ちの象徴だったのが、今では600万台まで膨れ上がり、上海では3人に1人が携帯電話を持っていることになる。世界の大企業の中国、アジア地区の本部を上海に持ってくるなどの動きが盛んで、今年も巨額の税収が見込まれるようだ。上海市統計局の話では、今年のGDPは去年のGDP成長率の10.2%を超えるのは確実のようだ。今年1月から9月までの証券等の印税を除く上海市の税収は1042.85億元で去年より22.22%の増加。


2002年10月27日
■カメラ付き携帯電話、あなたは使いますか?■

 
 中国移動がMMS業務を始めてから、中国の携帯電話の市場ではカラー液晶やカメラつき携帯電話の話題で盛り上がっている。しかし実際にはGPRSの機能が有り、写真が受け取り出来る端末を持っている人でしか使えないため、普及までまだまだ時間がかかるようだ。有るサイトでは8000人を対象に調査をしたところ、約45%が写真を送受信するサービスに関心があるとし、82%が1枚に付き0.9元の通信費用が高すぎると感じている。またカメラつき携帯の値段が高いのもネックだ。ソニー・エリクソンが出しているT68ieでも価格は5500元、ノキアの製品でも7650元、また日本式携帯電話を出すNEC、松下は今月末にカメラつきの新製品を出すが、庶民が注目している価格帯では1000元から2000元からは程遠い見込みだ。3000元以上の携帯に興味がある市民は6%にすぎないようだ。一方でライバルの聯通のCDMAは低価格戦略でCDMAを売り込みようだ。 


2002年10月27日
■早まる上海男性の老化現象■

 
 上海市で行われた男性の健康報告会での報告で、上海市でもっとも早く更年期に入った男性は39歳という発表があり、これは医学の常識からすると10年は早いようだ。医学上、女性の更年期は45歳から55歳で、男性は女性より5年ほど遅くて50歳から60歳の間だ。ところが男性の方がストレスに対しての影響が大きいため、早く更年期に入ってしまうという。上海男科学研究所の統計では40歳前後の男性に更年期症状は80年代では0.8%だが、今年に入って2.4%にまで上昇したという。男性ホルモンの減少と不適切な生活習慣、ストレスなどが原因という。 


2002年10月27日
■地下鉄の券売機で紙幣も使えるように■

 
 地下鉄1号線の徐家匯駅で紙幣が使える券売機が登場した。額面は10元、20元、50元でいままで別に両替をしていたが、この機械では必要がない。中国国内では初の試み。また最大9枚まで購入できるようになった。この機械はまだ一駅しかないが、今後地下鉄1号線、2号線の旅客量が多い駅を中心に設置していくという。


2002年10月27日
■北方の寒気が到来、気温低下■

 
 ここ数日、気温の変化が激しい毎日が続いている。10月25日は最高気温が22.6℃を記録したものの、その後気温は下がり、夜になると9℃にまで下がった。北方からの寒気の影響で、上海では強い風が吹き最低気温が10℃を割ることも。郊外ではさらに気温が下がる見込み。来週にかけて、高気圧の影響で天気は晴れが中心。


2002年10月21日
■「孫子の兵法」ちょっとしたブームに■

 
 孫子の兵法は以前からビジネスマンを中心に読まれる傾向が日本でもあったが、遅らせながら経済の発展に伴い、本家中国でも読まれるようになってきたという。施芝華さんが書いた「孫子兵法新解」は出版して8ヶ月で第4版の印刷にはいっているそうだ。アメリカでも「孫子の兵法」は読まれており、英訳本が月に16000本も売れている。現在では中国の有名大学のMBA課程においても「孫子の兵法」が取り入れられたり、企業家を中心にフアンが増えてきているようだ。 


2002年10月21日
■数字でみる浦東の発展■

 
 江沢民を中心とした共産党、政府が浦東の開発を始めて今年で12年目になる。この12年間の変化が各メデイアで報道されている。まずGDP、浦東は上海の12分の1の面積で人口は約10分の1、この12年間でGDPは18倍にも膨れ上がった。1990年当時は一人当たり1000米ドルにも満たなかったのが、現在は7700米ドルまでになっている。また現在までに600棟以上の30階建て以上クラスのビルが浦東に建っており。12日に1棟の割合で建設されている。また地区の緑化率も12年前の8.4パーセントから35パーセントにまで増えた。この地区にすむ外国人も今では2万人に達している。


2002年10月21日
■北京ー上海、航空競争はげしく■

 
 日本では、東京ー大阪に相当する北京ー上海間はドル箱路線、中国でも民航各社がしのぎを削っている。今月27日から海南航空が上海ー北京線に進出、大型の767−300タイプの飛行機を2機購入し、戦列に入った。これで4社が競争することになる。中国国際航空は毎日9便、機材はB777、737を投入、上海航空はB767、B757を、こちらは国際航空とコードシェアもしている。毎日6便、東方航空はA340などを投入、毎日13便を、そして海南航空は毎日3便でB767を投入する。


2002年10月21日
■中国進出日系企業、8割が利益を得ている?!■

 
 10月18日で東京で行われた「中日投資促進委員会と日中投資促進機構」の会議で、今年5月から7月の間に中国に投資し、進出して2年以上を対象にした403社の回答を元に調査をしたところ約80%以上の企業が中国投資から利益を得ているとし、逆に損失を出している企業は20%に満たないという結果を発表している。また調査をした企業のうち半分以上は当初の利益目標を達成しているとしている。



2002年10月21日
■いよいよ秋本場■

 
 最近上海地区は天気が優れず、冷たい雨が降っている。現在東アジア上空では全体的に大気の流れに変化が出てきており、特に北方の冷たい空気の勢力が増して来ているため、気温が下がってきている。21日の最低気温は13−14℃になるようで、かなり肌寒く感じるはずだ。今後、冷たい空気と暖かい空気が長江付近でぶつかるため、雨の多い肌寒い天気がしばらく続きそうだ。いよいよ秋本場だ。 



2002年10月21日
■中国製航空機、ボーイングに勝負■

 
 2005年を目標に、中国では国産旅客ジェット機ARJ21の開発を進めている。中国航空工業第1集団が研究、開発を進めており、すでに国家計委の正式の批准を受けている。今まで欧米の飛行機に圧倒されている中国の飛行機市場だが、そこに一石を投じたいようだ。主に支線用に用いられる小型機で、国内基準だけでなく、アメリカ連邦航空局の基準もクリアするという。今後外資企業との共同研究も含めて、航空機産業で提携していきたいと考えているようだ。 



2002年10月21日
■アジア最大のバスセンター計画■

 
 2004年、上海駅の北側広場にアジアで最大規模のバスセンターが完成する。中国語で上海長途汽車客運駅で、今年12月より工事が始まる。総面積29746平方メートル、投資額7億間、1500便の長距離バスが発着し、1日2万人の利用を見込んでいる。現在駅の北側は南側とくらんべて整備が遅れていたため、これを機会に一気に整備を進めるようだ。この結果1200世帯が立ち退きすることになる。現在市内には44箇所の長距離バスのターミナルがあり、どこに到着するかが利用者の大きな問題だった。 


2002年10月21日
■上海、肥満小学生1万2千人■

 
 上海市疾病予防控制中心によると現在上海市の13.2万人の大学、高校、中学、小学生を調査したところ、基準の体重を超えている生徒が9,3%にのぼるという。一方で、栄養管理から見るとまだ24.08%が必要な栄養を摂取できていないとし、栄養価の偏りが問題になっている。カロリーやミネラルの不足のほか、脂肪の摂取が明らかに増加しているという。とくに共働きの多き上海では晩御飯の栄養過多が顕著で、専門家は夜はなるべく軽く済ませるように呼びかけている。


2002年10月16日
■浦東空港2期工事来年から■

 
 来年から浦東空港の2期工事がはじまる。内容は2つめのターミナルビルと、滑走路1本。滑走路は2004年にターミナルビルは2006年に完成し、2007年から使用がはじまる。滑走路の長さは3600メートルから3800メートルの範囲で検討中で、世界最大の旅客機となる可能性が高いA380も使用可能になる。日本の成田空港のように1本は着陸専用、もう一本は離陸専用になり、これで発着数は2倍の1日700便近くにまで増える。上海市ではアジアのハブ空港になるように、はやく整備に取り組みたいようだ。 





2002年10月16日
■上海の輸出額伸び著しく■

 
 今年下半期から上海の対外輸出額が大きな伸びを見せている。上海市政府の関係機関の発表によると9月分の対外輸出額は初めて30億米ドル記録して30.66億元の前年比27パーセントの増加に、8月は29.8億米ドルを記録していたものの、その記録を抜いた形になった。市政府では今年の目標を1年で300億米ドル突破を目指している。 


2002年10月16日
■中国エイズ感染者100万人近く■

 
 中国衛生部の発表によると、2002年上半期でエイズに新たに感染した患者は、2001年の同期と比較して16.7パーセントも増加しており、以前よりも増加の幅は落ちたものの、このままでは100万人突破も近いということで、警鐘をならしている。感染ルートとしては麻薬など毒物による注射器によるものが大部分で68パーセント、採血による感染が9.7パーセント、性的交渉による感染が7.2パーセントに、血液製剤など血液に関する感染が1.5パーセント、母子感染が0.2パーセント、不明が13.4パーセントになっている。積極的な政策をとらなかった場合、2010年には1000万人を超える可能性もあり、専門家では注意を呼びかけている。 


2002年10月16日
■ナンバープレート、国産車、輸入車同一に落札へ■

 
 中国のWTO加盟伴い、ナンバープレートの入札における国産車と輸入車の価格における区別がなくなる。今月26日に行われる入札から実施される。今回のプレートの枚数は3200枚となっている。以前まではナンバープレートの入札にあたり、輸入車は最低落札価格が2万元に設定されていたものの、国産車に関しては規定がなかった。そのため、輸入車のプレートは低迷しており、落札価格も2.8万元ぐらいが相場。一方で国産車は2.36万元まで伸びてきいる。


2002年10月16日
■日立も最新型洗濯機投入へ■

 
 上海の市場では、家電を中心に価格、性能面で外国企業と中国企業で猛烈な競争が繰り広げられている。その中で上海日立家用電気有限公司では、ついに日本で採用している最新式の洗濯機を欧米より先に中国に導入することにしたという。80年代から今まで日本、欧米、中国の順で市場に家電は投入されてきた。また技術も日本に最高のものを、その次に欧米、そしてアジアの発展途上国とランク付けしていたことが多かった。その結果日本の得意分野の携帯電話、自動車などではその技術を温存したためか、中国勢、欧米勢にほぼ完敗し、市場のシエアを大幅に獲得することが出来なかったと現地のメデイアでは評価されている。一方で家電に関しては積極的に攻勢に出ているものの、昨今の価格競争で苦戦を強いられているため、今回の日立の取り組みは注目を浴びている。 


2002年10月16日
■地下鉄が15分遅れたら払い戻します■

 
 地下鉄の利用者はうなぎのぼりで、ラッシュもすさまじいものになってきてる。地鉄運営公司での規定では地下鉄が何らかの理由で15分遅れた場合、乗車券の払い戻しが可能である。また上海の地下鉄では乗車券は使い捨てではなく、再利用をして何回も使っているが、衛生面について若干の問題があった。今までマンパワーでアルコール消毒をしていたが、今回から抗菌作用のある素材を導入し、伝染病などの予防に効果があるという。同時に地下鉄駅、構内にある売店の管理も徹底し、偽物や劣悪商品を売らないように管理を強めるという。 


2002年10月16日
■上海の人工スキー場■

 
 アジアで最大規模の人工スキー場が試験営業を始めている。名前は北海道室内滑雪場で 場所は七△(くさかんむりに辛)路。面積は5万平方メートルで80メートルと380メートルのコースがあるが、現在試験営業中は100メートルのコースと90メートルの初心者用平面のみ。30人の安全員を配置して初心者の指導に当たるほか、3人の日本人コーチも呼ぶようだ。まだ正式営業の日程は決まっていないものの、職員の話では昼間は1時間半160元、夜は時間制限なしで240元、どちらもウエアや用具のレンタル代50元が含まれるという。また市内のコンビニなどでも入場券を購入することができる。


2002年10月15日
■10月27日より国際線がすべて浦東空港へ■

 
 10月27日より虹橋空港に発着していた国際線および香港、マカオの路線の航空便がすべて浦東空港に移ることになる。またこれに伴い国内線の一部の浦東に移る。例えば青島や煙台などの上海発着線はすべて移動するので注意が必要。ただ虹橋空港は今後とも国際線としての機能は残しておき、天候不良時などに使用される。これまで虹橋空港の能力は年間960万人が限度といわれ、それでも最近では1376万人が利用していた。一方で浦東の方は年間2000万人まで対応できるところが、いまのところ690万人の利用にとどまっている。今後国際線が虹橋から完全に移るに伴い、浦東からは週に2621便、虹橋からは1859便発着することになり、利用率は逆転することになる。 


2002年10月15日
■浦東空港移転に伴う交通関係の改善■

 
 利用者の交通の便を考えて、いくつかの改善が行われる。まず空港アクセスに使われる外環状線はバスの最高時速が時速80キロに抑えられていたが、今後時速100キロに速度が上げられる。また10月1日より空港入り口の料金所が廃止された。また来年上半期にはリニアの開通が予定されている。9月28日から地下鉄2号線龍陽路駅から空港アクセス用の路線バス982路が開通している。また空港を中心部を結ぶ空港バスも、30台新車が投入され、朝夕のラッシュ時間には5分間隔で運行されるという。ただし空港バスがダイヤが無いため、時間の確認が必要。(筆者経験談)


2002年10月15日
■交通機関、子供の料金制度■

 
 上海には基本的に子供用運賃が存在しない。またこちらでは年齢制限ではなく、身長で規定している。すなわち120センチ未満ならただ、それ以上なら大人料金という極めて分かりやすい制度だ。またバスに乗ると車掌側のポールに基準線がひかれており、そこで身長を確認する仕組みになっている。ところが最近子供の平均身長が伸びているため、この基準に当てはまる年齢の低年齢化が進んでいる。1995年の6歳の男女の児童の平均身長は上海市で119センチ、ところが毎年男では2.56センチ、女では2.29センチの割合で平均身長が伸びているため、6歳児の平均身長はあっという間に120センチを超えてしまった。上海市交通局ではいまのところ変更を検討していないが、他の市では基準を130センチにするなどの対策がとられている。 


2002年10月15日
■暖かい気温、しばらく続く見込み■

 
 14日も1日の平均気温が22度を超え、汗ばむ陽気の上海、13日は最高気温が27度を記録、この時期にしては珍しい高温が続いている。これで連続4日間だが、気象台の予報ではあと3日間は高温の状態が続くと予想している。北方からの冷たい空気の範囲が北方に限られており、なかなか南下できないようだ。また高気圧の影響下にあり、太陽の光がさんさんと照りつけているのも原因のひとつだようだ。 



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