北新疆カナス湖への旅 第一章:エクスプロア
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北新疆カナス湖への旅

北新疆カナス湖への旅 第一章


北新疆の地図

  小生が勤務する会社は上海浦東新区外高橋保税区にあり、この区にある企業は毎夏電力会社から夏場の万が一の電力不足に対処する為、平日5日間(月曜日から金曜日)電力使用を制限する様にとの要請がある。今年もこれに対応し会社は週休2日制のところを3回土曜出勤し、1日は統一有給休暇消化、1日は特別休暇として5日間を捻出し、日本本社のお盆休みに呼応し8月8日から16日まで土・日曜日を入れて9日間連続休暇が出現した。小生はこの休みを利用し中国は地図の一番西北に位置する新疆ウイグル自治区、モンゴルとの国境に連なるアルタイ山脈の南側にある神秘の湖「カナス湖」と言われる所へ旅行したいと思っていた。しかし一人で行くには不案内だし、費用も相当かかるのでネットを調べ中国の旅行会社の募集する団体旅行があったので参加することにした。上海→ウルムチ→プーアルジン→カナス→プーアルジン→ウルムチ→上海の6泊7日のツアーが見つかり、費用も宿泊は4星或いは5星ホテルで、主な観光地の入場券付き、一日3食付、ガイド付きで5300元(約8万円、二人一部屋なら4400元)であった。

西寧市内上空
  出発当日の8日は大型台風8号が上海付近に接近するとの天気予報に出発遅延を心配したが、接近が1日遅れたことで予定通り朝9時上海虹橋飛行場を青海省の省都西寧経由ウルムチ行きのフライトに搭乗した。飛行機は満席で隣に居合わせた人はフィリピンマニラ在住の華僑で西寧から高原列車に乗ってラサまでのチベット旅行に行く団体の一員だった。上海から西寧までの飛行時間は3時間、西寧は30年ほど前、道路事情調査で一度訪問したことがある。ラマ教のお寺「ターアル寺」、青海湖(世界で2番目に大きい塩湖)等を観光した。飛行機はちょうど西寧市内の上空を旋回したので中心地が綺麗に見て取れ高いビルが沢山建っており、この30年間での大いなる発展振りが窺い知れた。【地図

 飛行機は西寧で給油し、最終目的のウルムチまで更に2時間の飛行。眼下の西域は台風の影響も無く晴れ渡り土色の荒涼とした砂漠がはっきりと見て取れた。ウルムチ着陸30分前左手に小生の大好きな山の一つ、白く雪を被った最高峰5445mのボゴダ山が我々を歓迎するかの様にくっきりと見え、又ウルムチへ来たのだと実感させられた。ウルムチとは蒙古語で「美しい牧場」と言う意味で世界で海から一番遠く離れた(一番近い所からで1700km)都市である。【地図
飛行機からのボゴダ山 民族色濃いウルムチ市内
飛行機からのボゴダ山 民族色濃いウルムチ市内
少数民族一家
  新疆ウイグル自治区は長さ東西約2000km、南北約1600km、面積が166万k㎡(中国の1/6、日本の約4.4倍)で蒙古、ロシア、カザフスタン等8カ国と国境を接し、人口は約2000万人、ウイグルを代表とする少数民族48民族を有する民族の大集合地域である。
 この新疆自治区は古くから西域と言われ、秦朝・漢代から経済・文化交流が盛んで、この地を訪れた有名な人では張騫、霍去病、玄奘三蔵法師等がおり、トルファン、ローラン、天山北路・南路等シルクロードの経由路として世界的に知られている。








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