第2回 上陸編その2.返せー!!1,000元




さてさて、二日目

一夜明けて二日目。ベッドが大半を占領している1泊100元(1500円)のホテルは冷房の調節が美味く出来ずなんだか体がだるい感じがします。しかし、そんな大人とは反対に熟睡したドラゴンは機嫌もよく体調も悪くなさそうだ。起きてすぐ、
「ママー、お腹すいた」。
子供って思っているより順応能力も体力もあるのかも。さて、やるべきことが山のように残っています。まずは自分達の滞在予定の場所を見つけなくてはいけなません。
行動するぞ!!いざ出陣!!




さて、昨夜のホテルだと思っていたのは実は、留学生寮でした。綺麗な部屋をホテルのように貸し出すこともしているらしく、泊まったのは寮の一人部屋でした。だから、勉強机とベッドしかなかったのね、納得。
まずは、私たちの名前があるはずの、手配してくれている寮(部屋)を探すことにしました。宿泊した留学生量のフロントへ行き、昨夜とは違うフロントの人に書類を見てもらいなんとか探し当てることが出来ました。すると、灯台下暗し、なんと、隣の建物!!ではありませんか。そして、とりあえず荷物はそのままで、ドラゴンと偵察に行きました。日中辞書をもち、ペンとノート、これでなんとかなるはず。そしてフロントへ。
「に、に、にーはお」
とびっきりの笑顔で言ってみました。すると驚くこと無かれ、
「ハロー、You must be Ms.Dragon.(ドラゴン様ですね)」
ときたもんです。フロントのお姉さん(4人中2人)達は英語ぺらぺら。^^嬉しい!!おもわず涙が出そうになりました。言葉が通じるってこんなにホッとするものなのね。ついつい余計なことまで、沢山話してしまいました。そして、部屋に案内され、再度、感動!!バスタブはあるし、広いし、革張りのソファーセットまであります。昨夜とは打って変わって、広い部屋にドラゴンも、ご満悦。チェックインを済ませたので、昨夜の宿へ戻りチェックアウト。荷物はセキュリティーらしき人が運んでくれました。非常に助かりました。




その後、事務室に手続きに行き、事の次第を説明。
「良かった、良かった、心配したよ。ホテルもチェックインした様子がないし、僕は君からの連絡が無いから9時までここで待っていたんだよ。」
って言っていたけど、だったら空港に向かいに来てよ〜と思いました。そして、8時過ぎに電話したけど誰も出なかったぞ・・・とも。まあ、無事部屋にたどり着けたので良しとしましょう。

英語で話していると、隣から流暢な日本語。どうやら日本語を話せるスタッフもいるらしい。色々聞いてみると、学費は現金のみ受け付けだし、T/Cを帰るのは街中に行かなくてはいけないし、幼稚園の入園条件である血液検査も結構離れたところで受けなくてはいけないとか。早めに来てよかったです。手続きもなかなか手間がかかりそうなので、とりあえずまともな食事と、近くを少し散歩することにしました。昼間見る大学は、とても綺麗で明るくてホッとしました。そして、散歩をしながら昨夜あまり寝れなかった私とチビは昼寝をすべくホテルへ戻りました。

でもでも...

でも忘れてはならない現実。まずは両替しないと、学費も払えない。銀行も何処にあるか解らない。友達もまだいない。ないないづくしです。
しかも、日中は暑い。チビの体力を考えながら、余裕を持って動く必要があると考え、予定を立てることにしました。まず、T/Cの両替、学費の支払い、ドラゴンの血液検査、幼稚園の手続き、買い物。とにかく地図に行き方と電話番号とタクシーを使った場合の大体の料金を書いてもらうことにしました。その間に、バギーにてドラゴン熟睡してしまいました。私も昼寝をしたい所なのですが、今のうちに予定を立てておかないと心配なので、地図と睨めっこをすることにしました。バスは、まだ乗れないのでタクシーで全部移動かな。でも、今回は移動一回につき20元前後で大体回れるみたいだ。20元、日本円にして300円ちょっと。初乗りより安い。こっちの初のりは7元だから。日本の5分の1か。
「ふぁあ。ちょっと寝よう」と思ったら、ドラゴンお目覚め。こんなもんだよね。機嫌もよさそうだし、水筒持って、お菓子持って出かけますか。まずは、海珠広場の中国銀行で両替。大学に戻り、学費と幼稚園、ホテル代とりあえず1ヶ月分払うことにしました。しかし、幼稚園はまだ始まっていなくて、払えず。中国の物価を考えると持ち歩くにはちょっと大目の現金をもってウロウロスルことに。

..

犬も歩けば...

散策散策。スーパーらしきもの、売店らしきもの、レストランらしきもの。見るからに目新しい。ドラゴンを見失ってはいけないし、日差しも強いので2人で色違い、テンガローハットをかぶりウロウロすることに。そんな私たちのほうが珍しい存在なのか、なにやらいろんな人に帽子を指差し何か聞かれる。「うーん。わからない。」解らないってどうやって答えればいいのだろう。まあ、とにかく笑ってやりすごした。このままでは、ほっぺたの筋肉が引きつりそうです。とにかく食料と飲み物をGETしてホテルに戻ろう。なんだか、視線を感じるが、ドラゴンの「ママー、抱っこ−」「歩くー」の終わらない繰り返しに疲れ、すれちがう無邪気な子供たちをみながら、「可愛いなあ。子供の可愛いさは万国共通!」などと半ばボーっとしながら歩いていました。
なんて思っていると、ドラゴンが足をバタバタし始めて。もー、じっと抱かれていてくれるほうが、助かるのになあ。などと思っていると。片言の日本語を読解すると、どうやら
「ママ−、お姉ちゃんがバッグ開けたよー!!」といっているらしい。何のことだろう。
「・・・え?」
も、もしや・・・。心拍数急上昇中!!リュックを確認、ウエストポーチ・・・確認。ウエストポーチのチャックが、ぱっくり開いている。中身を確認したいのだが、ちょっと怖い。とりあえず道の端により中身を調べる。えーっと。財布、財布。中にあった、財布が一つ無い。今日に限って幼稚園の学費、1000元ちょっと入っていたのに。ありゃあああああ。

初めてすられるのが海外で、しかも、親子留学2日目なんて。カードも入っていたし、免許証も(なんで入れてたんだろう)入れていた気がする。もうとられたものは仕方ないが、とにかくカードを止めて、日本の主人に電話をして、もう、やることが増えたー。学校のこんな側でやられたとは、不覚過ぎる。
主人に電話をすると、ものすごーく怒られて、心配されて。
穴があったら入りたかった。(というのも)いつもは逆の立場で、私が「なんでしっかりしないの」と言うことが多いのに、今回ばかりは言い訳のしようもありません。夜になり、青ざめた顔も赤みを取り戻し、お風呂にも入り、冷たいものなど飲みながら言ってることの1つも解らないテレビをドラゴンとみていました。すると、代わる代わる日本の友人、家族から電話が・・・。大丈夫?いくら取られたの?狙われて家とかまでこない?ドラゴンは大丈夫?同じ事を答えながら、事の重大さにまた青くなるのでした。かなり凹んだ1日でした。
しかし私たちにしてみれば、朝まで飲み明かせば無くなるお金も、こっちでは1ヶ月の給料よりも多い金額。国が変われば、ナイフで刺さされても不思議じゃない金額なのかも。その翌日から、財布は持たず、ポッケに小銭。テンガローハットは、やめて。CAPになったのは正しい選択でした。明日も何かが起こる気がするなあ。と思いながら眠りにつきました。いやあ、でも怪我が無くてよかったです。





後日、無邪気な子供だと思っていた子達は、この辺りでは有名なスリ軍団でした。^^;証拠は無いし、財布も無いし、怪我が無かっただけラッキーとしました。そして、留学生は結構すられていて、一度は一緒に食事をした5人のうち3人すられた経験者でした。それもどうかと思うけど。みなさん、気をつけましょう。



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